健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

野菜中心の食生活では骨折リスクが高い

2010-07-11 06:29:45 | 研究
野菜中心の食生活では骨折のリスクが高くなるということです。でも、高齢者に限っての話です。生活習慣病などのリスクを考え健康に配慮して、食生活を野菜中心にしている方は多いと思います。でも、あまり野菜に偏って肉類をあまり食べないと、転倒して骨折するリスクが高くなるというものです。しかも、肉類を食べる人に比べて3倍近く高くなるというのです。この調査は東北大学の研究チームによるもので、2002~2006年に、宮城県仙台市に住む70歳以上の男女877人を対象に実施し、「野菜食」「肉食」などの食事パターンを把握した上で、骨折の有無などを追跡調査したそうです。つまり、もともと生活習慣が異なる欧米人ではなく、日本人の話です。調査した4年間に交通事故などを除く転倒骨折をしたのは877人中28人だったそうです。そして食生活と骨折の関連性を解析したところ、野菜を毎日のように頻繁に食べるが肉類はほとんど食べない「野菜食」の人の骨折リスクは、そうでない人に比べ2・7倍高かったというのです(毎日jp)。また、2日に1回程度は肉類を食べる「肉食」に当てはまる人の骨折リスクは、肉をあまり食べない人よりも2・8倍低いものだったそうです。欧米では肉食中心の食生活は骨密度を下げるとする調査が多いらしのですが・・・・・。肉類の摂取と生活パターンに何か関係があるのかもしれません。単純に、肉を食べて骨を丈夫にしようという発想は危険かもしれません。
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