自閉症は社会的相互交流障害、コミュニケーション障害、反復的・常同的行動を主症状とするもので、その有病率は人口の1%以上とされています。しかし薬物治療は表面的な対症療法で社会適応の困難を克服する効果は乏しいと言われています。また、結節性硬化症は自閉症を高率に合併するとともに、自閉症の基礎疾患の中では最も頻度が高いことが知られています。今回、マウスを対象とした実験で、ラパマイシン(mTOR阻害薬)が自閉症の主症状の社会性相互交流障害を改善することが明らかになったそうです(QLife Pro医療ニュース)。今後、mTOR阻害薬が自閉症の病態を改善する本質的な治療法として応用されることが期待されるそうです。。
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