細胞内の古くなった物質を「ごみ掃除」のように除去する遺伝子によって、ミバエの寿命を延ばすことができたとする研究論文が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この遺伝子「パーキン」は、損傷したタンパク質に印を付けて有害になる前に細胞から除去されるようにするほか、細胞内の損傷したミトコンドリアの除去にも関与しているとみられているそうです。パーキンソン病は高齢になって発病することが多いことが知られていますが、生まれつきパーキン遺伝子に変異がある人は若年性パーキンソン病を発症するリスクが高くなるそうです。研究チームによると、神経細胞を改変して通常より高いレベルのパーキンを含むようにしたミバエは寿命が28%長くなり、その間も健康を維持した状態だったというのです。人間にも高レベルのパーキンによる寿命延長効果があるのか、今後の研究で明らかになるかもしれないということです。人間の老化にともなう病気の予防につながる可能性もあるそうです。面白そうですね。
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