健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取死

2018-12-27 08:30:53 | 研究
米国保健当局は、オピオイド系の合成鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取による国内の死者数が、直近の統計となる2016年に1万8000人を超え、ヘロインの死者数を上回ったと発表したそうです(AFPBB NEWS)。フェンタニルは強力な合成鎮痛剤で、脳に働きかけて鎮痛効果をもたらす点でモルヒネやヘロインと似ているそうですが、効果は50~100倍とされ過剰摂取につながりやすいそうです。米国ではオピオイド系鎮痛薬のまん延が問題となっているそうで、過剰摂取による死者数は1999~2016年に3倍に増加。フェンタニルが絡んだ過剰摂取死は、2013年には10万人当たり0.6%だったのが翌14年には1.3%、15年には2.6%、16年には5.9%となり、毎年倍増しているそうです。一方、ヘロインや興奮剤メタンフェタミンによる死者数は2011~16年に3倍以上増加。2012~15年はヘロインが過剰摂取死の原因トップだったそうです

http://www.afpbb.com/articles/-/3201821?cx_part=search
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする