健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

男性長寿1位の地区では、60代の半数が週2回運動

2018-05-03 08:30:14 | 研究
厚生労働省が発表した2015年時点の市区町村別の平均寿命で、横浜市青葉区が男性の全国トップ(83・3歳)に輝いたそうです(YOMIURI ONINE)。同区は女性も全国9位(88・5歳)となったほか、神奈川県内からは同市都筑、緑両区や川崎市麻生、宮前両区なども上位入りしたそうです。東京に近く、高所得者層も比較的多いとされる地域で長寿傾向が顕著に表れた格好で、両市はいずれも緑豊かな地域で、健康への意識の高さも影響したのではないかなどとしているそうです。平均寿命は、厚生労働省が国勢調査などから推計し、5年ごとに発表。青葉区は今回、全国平均を2・5歳上回り、10年ぶりに全国トップに返り咲いたそうです。横浜市は、市民への意識調査では、青葉区民の健康に関する関心の高さが確認されているそうです。2016年度の調査によると、青葉区の60歳代男性の54%が週に2回以上、30分を超える運動をしていたのに対し、全国ワースト21位の横浜市中区では26%にとどまっていたそうです。横浜市によると、青葉区では、がんや心疾患、脳血管疾患のいわゆる『3大疾病』で亡くなる人も少ないそうで、今後横浜市立大とともに結果を解析するなどし、医療費の削減や市民の健康増進につながる施策の実現を目指すそうです。男性(83・1歳)が全国2位、女性(88・6歳)が同4位となったのは川崎市麻生区だそうです。川崎市の担当者によると、スポーツジムなどを利用する住民が多く、健康への意識が高いそうです。一方で、川崎市川崎区の男性は全国ワースト11位(78・2歳)。青葉区とは5・1歳もの差が。川崎区は単身の高齢者世帯の割合が15年時点で11・5%に上り、川崎市内で最も高かったとそうで、家族とともに健診を受ける機会が少ないことなどが関係している可能性があると考えているそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180418-OYT1T50118.html
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