健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子宮を別のサルに移植

2018-05-19 08:30:01 | 研究
サルから摘出した子宮を別のサルに移植して妊娠させることに成功したとする研究成果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。先天的に子宮がない人への子宮移植の臨床研究を目指しやもので、研究チームは年内をめどに倫理委員会に申請予定とのこと。今回、妊娠したサルは、あらかじめ子宮をとり出したうえで、別のサルから摘出した子宮を昨年1月に移植。体外受精した受精卵を使い、今月3日に妊娠が確認されたそうです。子宮移植は、海外では病気などで子宮がない女性向けにすでに行われているそうで、スウェーデンなどで、子宮移植後に11人が生まれているそうです。昨年、人への子宮移植の臨床研究を倫理委員会に申請する予定だったそうですが、子宮提供者の負担が大きいことや、移植後に必要な免疫抑制剤の胎児への影響など、倫理面の課題から遅れているとのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180514-OYT1T50050.html?from=ycont_top_txt
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