健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

痛くない乳がん検査

2018-05-20 08:30:53 | 研究
微弱な電波を出す発信器で乳房を数回なでるだけで、乳がんを高い精度で発見できる新たな画像検査法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。乳がん検診で使われるマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)のような痛みはなく、鮮明な立体画像が得られるそうです。来年度中に臨床試験(治験)を始め、検診での普及を目指すそうです。電波は体内の組織に当たると反射しますが、脂肪は通過。乳房の大半が脂肪であることに着目し、電波を当てて内部のがん組織ではね返った波形を解析し、瞬時に立体画像化できるようにしたそうです。マンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影するため痛みを感じるほか、乳腺の密度が高い「高濃度乳房」の人では全体が白く写り、同様に白く写る異常を見つけにくかったそうです。新検査法は痛みがなく、がんを明確に区別できるそうです。当てる電波は携帯電話の1000分の1以下で、被曝の心配もないのが利点とのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180512-OYT1T50077.html?from=ycont_top_txt
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