肥満の人のうち、メタボリック症候群になりやすい「高リスク肥満」と、なりにくい「健康的な肥満」の差を作り出しているとみられるたんぱく質が見つかり、米国科学アカデミー紀要(電子版)に論文が掲載されるそうです(YOMIURI ONLINE)。研究では、肥満による症状の差を解明しようと、脂肪細胞の働きに着目。正常な脂肪細胞に多く、肥満になると減るたんぱく質「Fam13a」を発見。このたんぱく質が多いマウスと全く持たないマウスを使い、血糖値を下げるインスリンの効果を調べたところ、たんぱく質が多い場合は太らせてもインスリンの効果は低下しなかったそうです。一方、たんぱく質がないと、痩せていてもインスリンの効きが弱く、太らせると糖尿病の兆候が顕著に表れたということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180130-OYT1T50039.html?from=yartcl_blist
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