健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

炎症と長寿

2015-08-18 08:30:10 | 研究
健康で長生きする人は、炎症の程度を示す血液中の物質の数値が低く、この数値が低いほど認知機能や生活の自立度も高いことが、100歳以上の百寿者684人などを対象とした大規模調査でわかったと先日報道されていました(YOMIURI ONLINE)。マウスで炎症が老化を促進することは知られていたそうですが、長生きの象徴の百寿者で、健康と炎症の関係が明らかになったのは初めてだそうです。食事や薬などで、炎症を安全に抑えることができれば、健康長寿につながることが期待されると思われます。炎症は通常、けがをしたり、病原体が体に入ったりした時などに起きる防衛反応の1つですが、高齢者は加齢に伴い、症状がなくても血液中の炎症物質の数値が高くなる傾向があるが、その原因は不明です。
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