健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子どもの食べ物の好き嫌い

2015-08-16 08:30:46 | 研究
子どもの食べ物の好き嫌いは、単なる一時的なものではなく、うつ病や不安神経症などの潜在的懸念に関する警告の合図である可能性があるとの研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。2~6歳の子どもの2割強に偏食がみられ、このうちの約18%は中度の偏食、残る2%強は極度の偏食に分類されたそうです。そして、食べ物に対して中度または極度の好き嫌いを示すこれらの子どものグループでは、臨床的うつ病や不安神経症などの精神衛生問題の発生率が高いことが確認されたそうです。偏食は栄養不良や家庭争議の原因となる可能性があるため、親や医療スタッフが、潜在する感情的問題のリスクを注視することが重要になると考えられるそうです。また、偏食が深刻な難題となっている子どもには、「回避性・制限性食物摂取障害(Avoidant/Restrictive Food Intake Disorder)」と呼ぶ精神疾患がある可能性もあるそうです。
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