健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

チョコレートと認知症

2015-07-25 08:30:29 | 研究
チョコレートで認知症予防の効果が期待できるという研究成果が、発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。発表によると、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールに、脳の重要な栄養分となるたんぱく質の一種「脳由来神経栄養因子(BDNF)」を増やす働きがあることが分かったというもの。BDNFは記憶や学習などの認知機能にかかわる栄養分で、65歳以上では年々減るとされるているそうです。昨年6月中旬から4週間かけて行われた実証実験には、蒲郡市民ら347人が参加し、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日25グラム食べ、摂取前と摂取後の血中のBDNF濃度などを調べたそうです。実験の結果、摂取前には1ミリ・リットルあたり6・07 ngだったBDNF濃度の平均値が、4週間後には7・39 ngに上昇。今回は摂取時の条件を指定せず、性別や年齢別の分析も行っていないそうですが、一緒に摂取するものとの組み合わせなどで結果が変わる可能性もあるとも。
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