健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

軽いジョギングが長寿に最適

2015-02-12 08:30:54 | 研究
高速ランニングなどの激しい運動を長期にわたって行うと健康に害を及ぼす可能性があるとした研究論文が、Journal of the American College of Cardiologyに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。12年間に及ぶ健康調査を基にした論文によると、ジョギングを全くしない人の死亡率は、激しいジョギングを頻繁に行う人の死亡率と同程度であることが分かった一方で、週に1時間~2.4時間ほどの軽いジョギングをしている人は、突然死の死亡率が最も低かったというのです。これらの結果は、デンマークCopenhagenで実施された長期健康調査「Copenhagen City Heart Study」に参加した、ジョギングをしている健常者1098人とジョギングをせず座りがちな生活をしている健常者413人のデータに基づくものだそうです。論文によると、ジョギングの最適頻度は週に3回程度で、ゆっくりから適度のペースで走る人の死亡率は、速く走る人に比べて著しく低かったそうです。これまでの研究でも、軽度および適度の運動と長寿との間に相関関係があり、激しい運動が死亡リスクの上昇に関連していることが示されていたそうです。死亡リスクを減少させ、寿命を延ばすことが目標なら、ジョギングを週に数回、適度のペースで行うのがよいようです。
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