肥満に伴って発症する糖尿病や動脈硬化に関わるタンパク質AIM (Apoptosis Inhibitor of Macrophage)が自己免疫疾患の発症でも重要な役割を持つことが明らかになったそうです(QLife Pro)。 自己免疫疾患は体の細胞を攻撃する抗体(自己抗体)ができ、最終的に臓器に炎症が生じて機能が損なわれてしまう疾患ですが、肥満に伴う疾患群の一つともされている。たとえば甲状腺機能低下、インスリン分泌不全、不妊症などはいずれも肥満によって発症するそうです。しかしそのメカニズムはこれまで不明だったそうです。研究グループは、これまでに血液中のAIMの量を制御することで肥満の進行を抑え、糖尿病や動脈硬化を抑制する可能性を提示してきたそうです。肥満が進行すると血液中の脂肪酸の増加で免疫細胞は活性化、免疫グロブリンIgMが増加するそうです。これが過剰になると脾臓で自己抗体を作る悪玉の免疫細胞が生み出されるそうです。AIMは血中でこのIgMに結合して脾臓で長時間働ける支援し、肥満でIgMが増加してもAIM量が少なければ脾臓でIgMは機能しないというのです。もちろん、悪玉の免疫細胞は増えないことを実証したそうです。ですので、過度の肥満でも血液中のAIMの量を抑えれば糖尿病などと同じく自己免疫疾患も抑制し得るということが示されました。今後、AIMは肥満に伴う幅広い疾患の統一的な治療のターゲットになるかもしれません。
日めくり
Bookmarks
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学後藤研究室
- 研究室の公式HPです。研究や教育に関するいわゆる硬い情報が掲載されています。(平成24年2月8日、リンク更新しました)
- Facebook 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学分野
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学分野 Facebook
- 日本宇宙航空環境医学会Facebook @JSASEM
- 日本宇宙航空環境医学会のFacebook
- 日本宇宙航空環境医学会Twitter @JSASEM2016
- 日本宇宙航空環境医学会のTwitterです
- 夢ナビWeb(①「サテライトセル」、②「宇宙飛行士」、③「宇宙医学」をキーワードにして検索)
- ①未知の可能性を秘めた幹細胞「サテライトセル」、②宇宙飛行士は、どのような健康管理をしているの?、③宇宙医学の進歩で高齢化社会に貢献せよ! の3種類のページがあります。
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科
- 平成24年2月6日 HPがリニューアルされました!
- 日経バイオテクONLINE
- 大学院生など人材募集情報を掲載
- 最初はgoo
- gooブログトップ
- スタッフブログ
検索キーワードランキング
Recent Comments
Calendar
Recent Entries
Back Numbers
Message
Access Status
アクセス | |||
---|---|---|---|
閲覧 | 114 | PV | |
トータル | |||
閲覧 | 1,229,610 | PV |