健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

アクリルアミドと悪性リンパ腫

2012-06-22 08:30:48 | 研究
アクリルアミドは神経障害を引き起こすことがよく知られています。2002年に、揚げたり、焼いたりした馬鈴薯加工品や穀類加工品であるポテトチップスやフライドポテト、ビスケットやクッキーなどに含まれる可能性が報告されているそうです。また、コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品に含まれることから、それを抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶にも含まれるというのです。日本でも農林水産省消費・安全局消費・安全政策課が注意喚起しているそうです。知りませんでした。今回、アクリルアミド摂取量と悪性リンパ腫の関連性を検討し、男性のアクリルアミド摂取は多発性骨髄腫と濾胞性リンパ腫のリスクを高める可能性が示唆されたという研究報告が発表されたそうです(Medister News)。女性では明確な関係は認められなかったとも。すべてほどほどがよいということでしょうか。
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