ヒトの腸内には非常にたくさんの細菌が住みついています。常在細菌あるいは腸内細菌とも言われています。その中に、ビフィズス菌というものがあります。ビフィズス菌、コマーシャルで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ビフィズス菌を食品として体内へ取り込み、腸の調子を整える。そんなビフィズス菌が腸内で働く仕組みが解明されたそうです(YOMIURI ONLINE)。無菌のマウスに特定のビフィズス菌を1週間経口投与し、その後に、下痢などを引き起こす病原性大腸菌O157を感染させて腸内を調べた結果、O157による血液中の毒素量がビフィズス菌を与えていないマウスに比べて5分の1以下に抑えられたというのです。その一方、ビフィズス菌を与えていないマウスはO157による毒素で死亡したそうです。また、大腸の細胞を使った実験では、酢酸が細胞を保護してO157から守っていることがわかったそうです。つまり、ビフィズス菌は酢酸を作り出すことで細菌の繁殖や毒素を防いでいるということになります。こうしたビフィズス菌の効果について、科学的な証明は初めてだそうで、ネイチャーに掲載されたそうです。でも、ビフィズス菌にも種類があるそうで、効果があるビフィズス菌とないビフィズス菌があるということです。経口摂取されたビフィズス菌の何%ぐらいが、腸管まで到達したのでしょうか?胃酸という大きな障壁がありますので・・・・・。その点は少し疑問です。ヒトでも同様の効果があるのでしょうか?
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