健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歩くのが速いと長生き??

2011-01-09 08:08:27 | 研究
歩くのが速い高齢者ほど長生きする傾向があるという研究結果が発表されたそうです。65歳以上の男女計3万4485人の歩行速度を記録した過去のデータを解析した結果、普通に歩いた時の速さは、平均で秒速0・92メートル(時速約3・3キロ・メートル)だったが、どの年齢でも同1メートル以上で歩く人は比較的長く生き、歩くのが速い人ほど余命が長かったというのです。一方、同0・6メートル以下の人は早く亡くなることが多かったそうです。速く歩くには強い心肺機能や筋力が必要で、歩行速度が健康度の目安になるということですね。現在、高齢者の余命を予測する良い指標はないため、研究チームは「歩行速度に注目すれば、高齢者の健康管理などに役立つ」とコメントしているそうです(YOMIURI ONLINE)。確かに、活発に身体を動かしている方が健康的ですが、ちょっと注意が必要かと思います。というのは、米国と日本では生活習慣が異なることです。米国は基本的にくるま社会ですね。ですので、歩行速度が極端に遅い高齢者が目立つような気がします。日本では日常よく歩くと思います。ですので、歩けるからといって必ずしも長寿であるとは言い切れないと思います。もちろん、歩けるということはその時点での健康度は高いというのは間違いないと思います。ですので、歩くのが速ければその時点では健康だと言えるのではないでしょうか。
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