学術団体からも科学技術関連予算に関する事業仕分けの見直しに関する意見書が出されました。様々な団体から事業仕分けに反対する声明が出されています。スポーツ団体からはオリンピック選手が一堂に会して声明を発表しました。その一方で、事業仕分けそのものを尊重すべきであるという内閣総理大臣のコメントが報道されています。あれだけ大々的に事業仕分け作業を公開で実施したのですから、反対意見が出されたからといってすぐに修正するのはおかしいということだと思います。確かにおかしいと思います。声を挙げたものが考慮され、それ以外はそのままというのもおかしいです。以前にも述べましたが、そもそも論として仕分けの基準が曖昧なので、復活させる基準ももちろんないということです。今後どういう決着を見るのか、興味深いです。そして、その決着はいつなのでしょうか。今の政府を見てると報道されるコメントなどが毎日異なり、また普天間基地問題をはじめ問題を先送りする傾向が感じられます。今後日本がどういう方向を進むのかはっきりしないばかりか、次年度のこともわからない状況です。本当に変えるのでしょうか。