で(何が?)、先日採取したヤマドリタケモドキはどうなったかと申しますと、その後、長野市保健所へと持ち込み鑑定を受けて参りました。
鑑定士:「困りましたねぇ、その手のキノコは専門外なんだけど・・・折角だから一応調べてみましょうか」
そういうと、その鑑定士は、机の上に山積みされているキノコ図鑑をとっかえひっかえ手に取り調べ始めたのである。
長野市保健所 キノコ鑑定ブース
キノコ鑑定士:「ウ~ン、毒ヤマドリタケとは明らかに異なるから・・・多分大丈夫でしょう」
ボク:「多分大丈夫って? 多分じゃ困るんだけど・・・」
鑑定士は、採取して時間が経っているようだから色変わりしちゃっていると仰るから、スマホで撮影した採りたての画像を見せたところ、
「オッ、これなら良く分かる・・・コレを見る限り間違いなくヤマドリタケモドキでしょう」と言うと、書類に「ヤマドリタケモドキ」と記入したのである。
イザ、試食を・・・ゲッ、虫食い!
さて、皆の衆、この時点で何か疑問は御座らんか?・・・そう、採取したキノコは3本であった筈だが、何故2本しか無いのかと?
それはですな、鑑定の前日、K氏宅にて、「一寸試食してみようぜ?」とK氏がその1本を料理し、それを二人で既に試食しちゃっていたんだな。
「既に試食済みってことなら、何も鑑定士に鑑定して貰わなくて善いものを」とお思いでしょ?「ごもっとも!」良い子は真似をしてはいけません。
虫食いを取り除き、新たに採取した1本 ↓ を加え・・・
オリーブイル+バター+塩・胡椒でソテー
完成・・・「激旨っ!!!」
結果、その味は、激旨っ!の一言に尽きる。フォアグラ(それ程何度も食したことは無いが)や鮟肝にも似た食感で、何とも言えない旨みが口中に広がる。
今まで食したキノコは何だったんだ!?と思う程、この旨さはかなりヤバイ。そうなると、いよいよ危ない世界に突入ってか?「誰か止めてくで~~~っ!!!」
是非食してみたいですね~♪
疑心暗鬼の中で、食べてしまうとは…、さすがです(笑) 永遠の童心!興味は人を成長させてくれますね!
今時期の山は「宝の山」ですな、山が無いこちらからすると、羨ましい環境です!
モドキでこの旨さですから、本物のヤマドリはもっと旨いのではないかと。
只、本物は標高の高い針葉樹林帯(八ヶ岳・富士山)に発生するそうでで、多分、こちらには本物は無いと思われます。
確かに、この時期、キノコ採り大好き人間にとって山はお宝の宝庫かも知れませんね。ですが、海無し県にとっては、逆に海有県が羨ましいです。