ブレンデェッドのスコッチ、ブラックプリンス
スコッチウィスキーの古酒を手に入れました。ブレンテッド・スコッチ・ウイスキー「ブラック・プリンス」12年です。
「ブラック・プリンス」とは、14世紀のイングランド皇太子ウェールズ公の異名です。
百年戦争のときにフランスを果敢に攻め、スペインまで遠征した勇者です。甲胄の色が黒かったので、“黒太子”と呼ばれていました。
「この「ザ・ブラック・プリンス」は、ローランド・モルトをベースに、ハイランド・モルトだけをブァッティングして、それにグレーン・ウイスキーをブレンドした後、樽でじっくりマリッジさせた逸品です。」とのことです。(Net情報)
古酒です。アルコール度数は43%あります。栓は樹脂製ですが、固まっていてなかなか開きません。液が固着していました。古酒の証ですね。
色は、淡い琥珀色です。香りは、マイルドなピート(泥炭)香というよりは、華やかでウッディな甘い香木の香りがします。味わいはマイルドで飲みやすく、ソフトな飲み口です。最近のウィスキーのような。
私の好きなハイランド・ウィスキーのピートの香ばしさとは全く異なる味わいです。ローランドベースの味わいなのでしょうか。
最近のスコッチのアルコール度数は、ほとんど40%です。昔、ウィスキー自由化される前は、43%でした。日本でも古くからあるサントリーやニッカのブランド、オールドやスーパーニッカなどは、43%あります。ニッカのフロムザバレルなどは、50%だったと思います。最近の40%のウィスキーは、軽くソフトで、ちょっと物足りないですね。
-追伸-
スコッチというと、どうしてもハイランドの香ばしいピート香をイメージしてしまうので、この「ブラックプリンス」は、私にはスコッチらしくない・・・と感じられたのですが、何度か繰り返し飲むうちに、ソフトだけど味わい深いと感じられるようになりました。ブレンデッドだけどさすが12年、奥深い味わいです。しかも栓を開けた時の甘い香りが際立っていて、こういうスコッチもあるんだ・・・美味い!です。
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