ワタミは2011年3月期に、1986年の創業以来初めて
稼ぎ頭の事業が交代する見通しという。
高齢者人口の増加に伴って非居住者事業が伸びる一方、
「和民」や「わたみん家」などの居酒屋事業は
消費者の低価格志向や競争の激化で苦戦が続いている。
今期の居酒屋事業の営業利益は前期比3%減の37億円の見通し。
当初42億円の見込みから減る。
運営する介護施設は足元の入居率が94%と高水準。
下期には9棟を新設して通期の営業利益が34億円の予想。
高齢者向け弁当宅配も販売拠点を増やしており、
営業利益は13億円の見通し。
高齢者向けの収益源が柱になったワタミ。
どんな事業でも永遠に続くわけではない。
将来の事業のは常に意識する必要がある。