一生

人生観と死生観

おどる火の感性

2007-11-26 16:46:22 | 歴史
11月26日続き
 東北人は芸術家的センス豊かな人々か?民謡の宝庫といわれる東北!盛大で奇怪(きっかい)な夏祭り。とくにねぶたあるいはねぷたの祭り。ラッセラーの掛け声勇ましく、その昔の英雄があまたの人々の記憶によみがえる。
 信濃川流域から発見されえた火焔紋土器が縄文時代の代表的傑作として知られている。燃える火に心躍る縄文時代の民の生活を思わせる。それを見るとギリシャのディオニサスの芸術を思い起こさせられる。アポロの芸術とは対照的なものである。人々は火の周りに太鼓の音に合わせて踊り、昂揚のひとときを過ごす。極めてダイナミックな時間が土器の姿にとじ籠められている。縄文人は弥生人と少し違った感性を持つ芸術的にすぐれた人々である。何か劣ったもののように卑下する必要はない。

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