私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

18 ソフトボールの復活

2008-08-25 07:55:30 | weblog
北京オリンピック14日目の8月21日豊台ソフトボール場が熱く燃えた。女子ソフトボール決勝戦で、日本が宿敵アメリカを3:1で破り悲願の金メダルに輝いた瞬間だった。関東地方における瞬間最高視聴率は49%を超したと言われ、2人に1人がこの映像をテレビ観戦したことになる。
それもそのはず日本の球技では1976年モントリオール五輪のバレーボール女子以来32年振りの五輪制覇となる快挙だからだ。バレーもサッカーもそして「星野ジャパン」の野球までもが不振続きだっただけに一層輝きが増す。
ソフトボールは野球以上にビッチャーの力が勝敗を左右する。それだけに日本のエース上野由岐子投手は、2日間の3試合を一人で投げ抜きその数は400球を超す超人的なものだった。監督以下「なにがなんでも勝ちたい」といった飽くなき強い思いが映像を通じて日本中に伝わり感動を呼んだ。あの強豪アメリカを下した瞬間は信じられず、喜びで年がいもなく胸が熱くなった。日本チームは本当に強く、逞しく、カッコよかった。心からおめでとうお疲れ様と祝意を申し上げたい。
にもかかわらず、ソフトボールは野球とともに「世界的に普及していない」という理由から、次回のロンドン五輪では実施競技から外されることが既に決まっている。過去特定の強力チーム(アメリカ)が三連覇してきたことも排除理由の一つだろうが残念だ。8年後の2016年五輪に復活を目指す動きがあり、東京都もこの開催都市招致レースに立候補しているのだから、今回の快挙をバネにIOC、JOC、国際ソフトボール連盟等の関係者には復活に向けて尽力されるよう強く望みたい。


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