私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

暖冬異変

2007-03-02 11:33:45 | weblog
早いもので昨日からもう3月。例年この時期はまだ四方雪の中の生活で三寒四温を繰り返しながら春の訪れを心待ちしている頃だ。それが今年は年末から年始にかけ高温のうえほとんど積雪はなく、除雪・雪かきをしたのはたったの1回しか記憶にない。こんな暖冬を天の恵みとして喜んでいていいのだろうか。
調べてみると最近のこうした異常気象は世界的な傾向といえる。フロリダの竜巻、ジャカルタ、ボリビアの集中豪雨、イギリス、ドイツ、オランダを襲ったハリケーン(160㎞/h)等で多くの死傷者が出たほか、オーストラリアでは過去1000年で最悪の干ばつが発生、南極の融氷に加え、南太平洋に浮かぶサンゴ礁の小国「ツバル」は、人が住めなくなる最初の国とも言われている。日本列島とてこの例外ではなく、高温と記録的な小雪暖冬のため各地でスキー場や雪まつりの閉鎖・中止をはじめ動・植物界からも数え切れないほどの異変が報じられている。
「地球温暖化」が言われて久しくそのメカニズムは解明されていないが、「人間の産業活動から排出された温室効果ガス(主に二酸化炭素)によって引き起こされている」とする説が有力な定説となっている。
これから先、生態系や人類の活動への悪影響が懸念される昨今、人類が蒔いた種によって生じた弊害は、人類が自ら刈り取らなければならない。それにしてもCO2排出量トップクラスのアメリカ、中国が京都議定書から離脱したり排出削減義務が課されないのはなんとも不思議で納得がゆかない。地球は今悲鳴をあげている。

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