私はヤゴです

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メタボ予防

2008-04-16 10:16:27 | weblog
厚生省は、平成20年4月から40歳~74歳までの国民にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を予防するため特定健診の実施を義務づけた。
「健康のためやせる」という個人的な課題に加えて、医療費という国家予算を大幅に減らす目的からだ。当面全国5600万人が対象になるようだが、こうした画期的な国家的取り組みは海外にはないことから世界各国の公衆衛生関係者からもうらやましがられている。
もともと内臓の周囲にべったり蓄積する脂肪は、肥満、高血圧、高血糖など複数のリスクが重なると心筋梗塞などの危険性は高まると指摘されていたが、医療現場では内臓脂肪を精密に計測できないのが現状であった。それがもっぱら脳卒中やガンなどの診断に使われていたCT(コンピューター断層撮影)スキャンによって、予想以上に各人の内臓脂肪層をくっきりとらえ計測できるようになり、断面積が100平方㌢以上あれば要注意という基準を導き出すことに成功した。1台数億円もするCT設置数は世界でもダントツでアメリカの3倍近くあるという。
メタボリックシンドロームの予防には、食事と運動は欠かせないだけに、どのように技術が向上し優秀な機材が整備されても、国民一人ひとりの健康に対する意識が高まり協力がなければこの目標は達成できない。
今回は政府主導のトップダウン施策ではあるが、具体的で分かりやすい努力目標が示されたのであるから強い動機づけになるはずだ。私も今年は「健康」を最大のキーワードに肥満ぎみの解消に努めることにしよう。

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