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水戸のお寺(3)

2016-08-18 21:31:37 | 水戸

                           (写真は本法寺)

中根寺(ちゅうこんじ)
 加倉井町595 029-251-8065
 元仁元年(1224)創建の真言宗のお寺で、本尊は平将門(たいらのまさかど)に説教したという延命地蔵だそうです。境内の阿弥陀堂(常陸千日堂)には地蔵、観音、弘法大師等多くの仏像と共に、壁には千体仏が並んでいるそうです。また、剣の達人の和田平助がこの地で自刃し、その時持っていた護持仏の摩利支天等を安置する摩利支天堂があります。

神応寺
 元山町1-2-64 029-221-7772
 天正19年(1591)に佐竹氏一族の32世遊行上人(ゆぎょうしょうにん)が、旧藤沢小路(現梅香2丁目)に藤沢道場という名称で開基した時宗のお寺だそうです。延宝8年(1680)に現在地へ来たそうです。本尊は蹴上げ観音といい、落ちてきた雷を左足で蹴上げて母が救われたという人物が奉納したものだそうです。隣の別雷皇太神は、もとは神応寺が祀っていたそうです。

本法寺
 水戸市千波町2367
 創建未詳の日蓮宗のお寺です。天保の改革の一環で徳川斉昭が出した梵鐘濡仏(ぬれぼとけ)等供出の命令に従わず、寺は破却され、建物は神崎の鋳造所の燃料になったということです。本堂は明治44年に建てられたそうですが、墓のみがかつての雰囲気を保っているようです。昭和46年に境内墓地から江戸時代のものらしい90枚位の法華経が書かれた珍しい経皿が発掘されたそうです。会沢正志斎のお墓があります。

善重寺
 酒門町2096-2 029-247-505
 貞永1年(1232)に親鸞の弟子善念(二十四輩第十二番)が現在の那珂市に開基した浄土真宗のお寺で、今の地に移ってきたのは寛文2年(1662)だそうです。光圀が寄進した鎌倉末期作といわれる聖徳太子像が境内の太子堂に安置されているそうです。

安国寺
 水戸市大足町1184-1 029-259-4356
 創建寛文3年(1663)の曹洞宗のお寺だそうです。近くの有賀神社で元禄期の安国寺の過去帳が見つかり、寺に戻されたそうです。鐘楼の梵鐘は戦時中供出されましたが、昭和43年に信徒により再鋳されたそうです。シダレザクラの名所となっています。


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