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徳川光圀の酒(4)

2017-08-12 21:08:07 | 水戸

善重寺(酒門町2096-2)
 寛文8年(1668)1月8日、狩りの帰りに寺で側近と酒宴をした、延宝2年(1674)4月19日、境内で咲いた芍薬の花を見て酒宴をして蕎麦切りを食べたといった記録が寺に残っているそうです。碑には「光圀公高覧 善重寺の芍薬(しゃくやく)」とあります。

 

クコ酒
 これは「救民妙薬」にあり、補薬(おぎないぐすり 体力を養うために用いる薬)として、クコ酒は肝労などによく、クコ一枡と酒二枡を煮て、しぼって飲むとよいそうです。

 

隠居後は夜に飲酒
 西山荘(常陸太田市新宿町590)に隠居してからは、雨の日には時として昼にも飲んだそうですが、そうでないときは、夜だけだったそうです。ともに飲む人たちは何を言ったか覚えていなかったものの、光圀だけはみな覚えていたそうです。晩年でも相当飲んでいたことがわかります。

 

二日酔い
 友人の肥前小城(おぎ)城主・鍋島元武との往復書翰の中で、大酒で今ようよう起きあがりとか、おはずかしくそうろうとか、飲みすぎてよくおぼえていないとかいった意味の文章があるそうです。

 

酒の歌
 あら玉の 春のはじめの 杯に 千とせ(千歳)のかげも 汲みて見るべく という新春の歌があるそうです。

徳川光圀の酒(3)

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