日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 9月 6日】

2006-11-29 06:03:05 | Weblog
《子吉川》

番号 河川名 全長(km) スタート地 ゴール地 難易度
備 考
23 子吉川 61(内約12) 長瀬橋傍西滝沢小学校 安楽温泉の近く 中易 鉄道橋の橋脚最右の左寄りを

 朝、目を覚ますとテントはグショグショ。夕べは暗くて気がつかなかったが、テント張った場所は、この河川敷の道路の鉄橋の下なので、一番低くなっている場所、即ち、道路に降った雨が集まってくるところ、そこにテント張ったのだから、濡れるはず、ダンボールをひいていたので、それでも大分助かったけれど、兎に角、グショグショ。早々に、テントを片付け、下見にスタート。
 先ずは上流へ。「こまち」さんにお聞きした、黒沢駅の近くの鉄道橋の下の難所を見る。丁度、少し上の道路端に広場があり、歩いてすぐ近くまで行けるのだが、木がじゃまをしてて、十分な下見は出来ないけれど、まあまあ大体のことは見える。観察では右岸と橋脚との間が一番良さそうだ、が、後は下ってきた時、観察しよう。この鉄道橋の上流には赤い橋がある。だから、赤い橋が見えたら、鉄道橋がすぐ下にあることが分る。

 次は、国道108号が渡る「長瀬橋」のところ、西滝沢小学校(来春閉校)の校舎とグランドの間を通過して川面へ降りれる。と、お聞きしていたのだけれど、どこでどう間違えたか、そこより少し上流で、畑の中の変な・難しい場所へ来てしまい、降ろすのが難しい。でも、何とかここから降ろせそうだと言う目星はつけておいたが、どうも腑に落ちない。ままよ、と減量したくなり、国道へ出て、少し走るとコンビニがあり、借用。朝食も済ませ、長瀬橋へ戻ると、学校が見えた。曲がるとグランド、その間の道をとろとろ進むと川面へ道が落ち込んでいる。『ここだ!ここだったんだ!何と先ほどの所は間違っていたんだ。何だかおかしいと思っていた。』と、納得。
 早速、カヌーを草むらへ降ろし、水量調査にため、水面の位置を印しておいた。

 さて、今度は上陸場所。先ずは一番下流の「ボートプラザ、アクアパル」を見に行く、ここではカヌーやボートの練習が盛んで、若い男の子や女の子もやっている、立派な選手が出て、それで後に続けと一生懸命に練習しているのだそうだ。良いことだ。うらやましくもある。
 が、今日は猛烈な風が吹いている。この風に向って下ってくるのは大変だなぁ。

 閉校直前の西滝沢小学校横をスタート、1255。
 朝、印をつけていた水面より、3cmくらい水位は下がっていた、でも、まだ水量は充分に多く、濁流でどんどんと流れている、スタートの周りは結構波立っていて、所々には白波が立ち、楽しい流れ、速さも早い。楽チン楽チンと進む。鳥達もまあまあいて、カモがクウェー、クウェーと鳴いて、飛んで逃げる。そうこうする内に赤い橋が見えた、さあいよいよ子吉川の難関、鉄橋が近い、鉄橋も見えてきた、どんどん近づく、立ち上がって見るが落差が大きく下までは見えない、兎に角右岸よりに進もう、またぎりぎりの所で立ち上がり見るが、曇り空でもあり、少し暗く、十分には見えないけれど、橋脚のすぐ脇へ突っ込んだ、よ~し、行った、何ら問題なくするりと下ってしまった。楽勝~!やれやれだ!ほっと一息!

 後は問題ない、ゆったり気分で、下る。突然、すぐ前の草陰に一羽の真っ白い鳥の首、まさか鶴?それは無い、チュウサギが飛び立った。その後、真っ黒いからすが同じ所から飛び立った、デイトでもしていたのかな?それは無いね。と、その後、黒の集団が飛び立った4,50羽だ。びっくり!真っ白いチュウサギが真っ黒いカラス4~50羽に囲まれて、大丈夫だったかな?なんて、変なこと考えちゃたりして…。
 1437:ゴール。

 そそくさと、カヌーを片付けて、いよいよ、山形へ向けて出発だ。明日は待望の「芋煮会」今日の内に何とか山形へ入りたい。108号線を先ず自転車を取りに寄り、積み込み、そのまま南東へ進む、山越えの道、『川も良いけど山も良いから、』と、「こまち」さんに薦められていたので走る。こまちさんが言われたように、山が中々綺麗だ、木の形も良いのが見れる。鳥海山は霞の向こうで見えないまま通り過ぎ、山道をどんどんと進む、最近はどんな山道でも道路はすごく良くなっている。なりすぎているとさえ感じる場合もあるほどだ。
 ついに秋田を過ぎ、山形に入った。真室川音頭の真室川町を過ぎ、やっと新庄市、でも、まだ、まだ、山形は先だ、遠い~!
 ついに、東根の文字、将棋の駒の天童の文字も見えた。いよいよ山形が近い。山形市へ入る、私のルーツ青柳の文字も見えた。ナビは「千歳橋」に合わせていたので、すぐ下の駐車場で草の上にテントを張る事ができた。やれ、一安心!さあ、いよいよ明日は芋煮会、待望の芋煮会だ。
 兎に角、順調に、不思議なほど、誠に順調に、ここまで来た。ついていた部分もすごくあった。また、大勢の人の心に助けられた。皆さん、ありがとうございました。
《千歳橋近くの駐車場泊》

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