日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 9月 1日】

2006-11-24 06:50:04 | Weblog
《移動》

 朝、出発準備していると、一台のトラック、鮭のヤナの社長さんだったけど、見回りに対岸を通っていたら、変な車がいると言うことで、やって来られた。大体が、通行止めの柵が道路を閉鎖しているのを、私が勝手に外し、中に入り込んだのだから、社長さん、驚くはず、当たり前だ。北海道の人だから、怒ることは無いが、驚いたのでやってきて、車の後ろの「日本一周」を見て、安心、話しかけてこられた上、テント収容の手伝いまでしようとされる。色々と話をしながら、収容が終わり、社長さんは仕事へ、私は函館へ向う。先ずは、電柱に番をしてもらっている自転車を受け取りに、「湯ノ岱」へ寄り道し、一路函館へ。函館へ。『さぁ、白貝は見つかるかな?』 

 函館着、9時過ぎ、魚市場の近くへ行き、『港の食堂は?』と、尋ねると、ここには無いのだそうだ。で、『函館駅横の朝市には沢山の食堂が並んでいるから、自分で探すのが楽しいのだよ!』とのこと。『そりゃそうだ!』朝市へ行きたいが車では無理、そこで比較的近くで、無料で車が置けれる所、を探し、何とかお役所関連の建物があった。
 そこからは自転車で朝市へ、ゆっくり走りながら、見て回る。表道路側は何だか高そうなので、奥の方へと進むとそこで見つけたのが、『お食事処「どんぶり屋」』。
 丼もの大体1500円それに「焼きホタテ」サービス&「カニ汁」お代わり自由。私は「三色どんぶり」(うに、イクラ、カニ、ホタテ、エビ、サケフレーク、まぐろの内どれでも自由に3品をオーダーできる)、「カニ汁」2杯、「焼きホタテ」一皿、合計¥1500也。超贅沢な朝食だが、安かった。

 この朝市には色々なものが売られ、戦後の闇市風で歩いているだけで楽しい、どの店も売りたくて、声を掛けてくる。割と値段も交渉次第のようだ。何様、まだ家に帰りつくのは一ケ月半も先、何も買うことは出来ないけれど、昆布位はもつだろう。遂に、白貝も見つからなかった。私に取っては白貝は「幻」的存在になってしまった。二度とお目にかかれることは無いだろう。

 いよいよ、素晴らしかった思い出多い北海道ともお別れだ。フェリー乗り場へ。時間は少し有るので、また港の待合所で、電源借りて、PCへの打ち込み。
 乗船しても船内の電源で同じくだ。中々忙しい。
 そうこうする内に、大間着、予定は青森だったけど、値段と水の関係で大間へ帰ることにした。

 「内地へ帰った」と、昔の人は涙したことだろう。今回、多くの道内の人と話が出来たが、たったお一人の方だけが「内地」と言う言葉を言われたけれど、40年前は皆さん、「内地」と言っておられた。今は、もう、ほとんどこの言葉は死語になったようだ。まあ、列車がそのままトンネルで行ってしまう時代だから、当然でしょう。昔は流れの強い津軽海峡を渡れば、おいそれとは帰れない、それだけに島流しにでもなった気分だったのかも知れない。
 水が切れかけていたので、先ずは恐山の霊水を汲みに少し遠回り。出来るだけ、青森方面へ近づいておきたい一心で、必死で走る。
 下北半島の根元、野辺地近くへ行けば砂浜があるからと急いでいたら、横浜町のローソンの隣の休憩所が車と芝生の関係が非常に良い所が見つかり、泊地にグー、即、決定。
《横浜町駐車場泊》

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