日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

同 【2003年10月10日】

2007-01-04 06:56:42 | Weblog
《移動》

 今朝も減量したくて、目が覚めた。少しまどろんでいたが、近くにコンビニが有るので、ロウソクの不足もあり、トイレ借用。
 スッキリして、さて、ロウソクはと見ると、一番小さいものしかなかった、これでは、役に立たない。そのまま帰っても良いのだろうけど、借用料として何かを買い求める方がお店も、私も気持ちが良いからと、この前のサンドクッキーが美味しかったので、それを持って、カウンターへ、支払いとなった時、『あっ、ズボン変えたら、財布忘れた。すんません!』 『あぁ、いいですよ。』で退店。結局、何も買えなくて、トイレだけ借りてしまった。

 そして、まだ、早い時間、出発準備をしていたら、パトカーがそろりそろりと近づいてきた。パトカーが近づくのは余り気持ちが良いものではない。沙流川の二風谷キャンプ地でも何となく気分が悪くなった。但し、函館のようにこちらが呼んだときには、力強い味方なのだが、人間っておかしなものだ。
 一人が降りてきて、話が始まった。が、向こうは仕事中だから、仕事の話、即ち、職務質問だ。じわじわと遠回りの話から段々と本論に入り、『県外の車で、こんなところへいるのは一応調べることになっている。免許証を見せてほしい!』と、言う。『交通違反していないから見せる必要は無いだろう。』と、応戦したが、無駄な抵抗にしかならなかった。まあ、色々聞かれたりしたけど、当然のこと、別段何も無いことだから、A警察官は『失礼しました。』と、帰られた。が、どうも私の気持ちが落ち着かない。『職質なんかしやがって!』考えていれば余計に腹が立ってきた。『今度はこちらからクレームつけてやろう!』と、9時過ぎるのを待って、福知山署へ出向いた。まだ、交代前だったので、A警察官も居られて、談話室へ通された。この談話室、入口のプレートは確かに「談話室」だが、テレビで見る取調室と何ら変わらない。硬い椅子で汚れた机、又も、嫌~な感じを抱いた。
 お茶も出なかったが、30分余り、こちらの気分が収まるまで、言いたいことを言い、先方も『仕事だし、ああして職質で、多くの犯人検挙が出来ているんですから、そこは分ってもらいたい。』と、言うことで、私もまあ仕方ないことと帰ることにした。そこまでしなくても良いのだけど、外まで、見送りに出てくれた。

 まあ、何とか、気分も治まったので、城崎方面へ先ずは豊岡市へナビを合わせた。

《円山川》

番号 河川名 全長(km)
備  考
62 円山川 68 上下架場所見つからず

 豊岡辺りの円山川、水が少ない、徐々に下って行くが川面へ降りれるところも見つからない。ここ豊岡市では昔は一年中たくさんのコウノトリが居たのだけれど、農薬などの薬害でコウノトリが姿を完全に消してしまっていたのだが、数年前に一羽のコウノトリの飛来から、農薬を控え、自然環境を取り戻し、現在はコウノトリの生息地にしようと、人工飼育から近い将来、自然に返すことになるそうだ。素晴らしい!
 人間、金儲けのために今まで自然環境を破壊してきたけれど、それにより、人間の心も破壊してきた、ここへ来て、やっと農薬の被害を実感し、反省の意識が高まりつつある。全国規模で早くそうなって欲しいものだ。

 暫く下ってみるが、上下架できる岸が見つからない。川幅は広くなり、水量も豊富になってはきた。流れはほとんどない。
対岸の貨物船
 レジャーボートが停泊している。対岸には、大きな貨物船が係留されている。  『え~、ここはもう海が近いんだ。確かに水量はたっぷりとあり、流れもほとんど無いなぁ。』と、思っていると、城崎温泉に入りこんでしまった。なんと、楽しみにしていたけれど、結局は川を下れる所は見つからなかった。

 ついでに街中の温泉街をくるっと一回りし、志賀直哉の「城崎にて」を思いだしながら、この川にサンショウウオがいたのだろうなと思って見ると今は鯉が沢山泳いでいた。この川は海が近いので、満潮時はキット塩水が上がるだろうに、多分ここの鯉達は真水でなく、汽水域でも生きていけるんだろうなぁ、と観察した。
 この円山川もカヌー降ろすことも上げることも難しいので、止めた。次の千代川(せんだいがわ)へ向う。海岸線の曲がりくねった細い道を走る。海や川を見ながら走るのは、私は大好きだから遠回りでも問題ない。
河原城
 鳥取市へ到着。ガソリンを入れて、千代川を上流へ。
 河原城が近くに見える出合橋の少し下の川原へテントを張ることにした。明日は河原城で月見の会がもようされるようだ。荒城の月ならぬ、古城の月はキット素晴らしい月見の会になることだろう。

《河原町千代川泊》

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