日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 8月28日】

2006-11-20 05:39:52 | Weblog
《鵡川 Ⅱ》

番号 河川名 全長(km) スタート地 ゴール地 難易度
備  考
10 鵡川 135(内約3) 鵡川橋 海岸 超易 浅瀬は有るがもう瀬は無い、海からの風波には要注意

 今朝は少々風が強い、それも向かい風、ちときついし、キット海は荒れている、海までは出られ無いだろう。
 8時頃、昨日春日橋で会った人たちが応援に駆けつけられ、『やあ、やあ!』となり、山田さんと田村さん達はあれから、上流のラフティングコース、へ行き、今朝はこちらへ駆けつけられたのだ。
 9時出発で、子供たちと向かい合って、簡単な挨拶を済ませ、次々とスタート! 皆が出たことを見届けてから私は出た。
 向かい風で中々前へ進まない、けれど子供たちは結構早い、すごいものだ。さざ波立つ浅い所を出来るだけ避けながら、後ろから行くから、鳥達が居ても逃げているから、楽しさは少ない。が、今日は監視役のつもりだから、前後左右の皆さんに気も使いながらのカヌーイング、勿論各カヌーにはインストラクターが乗っているし、2人のベテランカヤッカーも居られるので、子供たちも校長先生も安心だ。
 向かい風と言えども、3kmのショートレンジ、40分で海が見えるところまできたら、やはり白波が立っている。崩れ波が川幅全体に広がっている。これはベテランは別として、行ってはいけない場所。田村さんが200m近くまで行ってたけれど、帰ってこられ、無理だと告げ、皆も上陸地点の河口の干潟を目指して、進んだ。
到着後の子供たち
 河口の干潟で何かしている人達が居る。何しているんだろう、と近づく。『砂金でも探しておられるんですか~?』 『ゴカイなど、干潟の生き物調査をしているんですよ。金なら良いのですけど…』と、可愛い若い女性。『この前の台風で地形が変わり、土砂が埋まり、ゴカイなどが少なくなっている。』 『先日、天塩川で、夜の生物調査している人達もいらっしゃいましたよ。』 『私達も鳥類調査のためのその餌を先ず調べているのです。もう少ししたら、色々な鳥達がこの辺一体にいっぱい来るんですよ。』 『北大のお方ですか?』 『そう、函館から来てるんです。水産学部が函館ですから…。』そう言えば、このお方は教授の風貌をしておられる。『お教え下さり、ありがとうございました。』
おやつの時間
 皆の所へ帰ると、子供たちはおやつの時間、後は迎えの車を待つのみ。
 その間、子供たちは波打ち際で遊び始めた。始めは、波を飛んでいたけど、段々深い方へ行き、波が来ると逃げていたが、転んだ!二人目も転んだ!子供たちは、強い風が吹いてる中でもびしょぬれになり、遊び戯れている。すごいものだ。こちらは寒くて。困っていたのに…。
低く厚い雲の下、遊びに夢中、子供は強い! >
 迎えの車も到着し、カヌーも人も全部積み込み、帰る。先生や子供たちとは、車が違うので、浜でそのままに別れてしまっていた。近いうちにメールを入れたいものだ。学校だからキット何とかなるだろう。

 さて、皆さんとは泊地でお別れし、近くの道の駅「むかわ温泉四季の里」で、昼食をし、休憩室で溜まってた打ち込みをする。
 5時半出てみると、天気予報通りに雨、それも本格的な雨、この中でテント張るのもいやだなぁ、とつい弱気になり、まだ、整理も終わっていないので、しゃーない、今夜も贅沢に、民宿だ。
 電話帳で見ると、鵡川には無い。沙流川の東、門別ばかり、大分後戻りになるけどしゃーないと2軒目に「夢民(むーみん)村」が空いていると言う。国道筋のCOOPへ着いたら、もう一度電話すると言うことで。お願いしますとそちらへ向う。夢民村へ向っていると、ライダーが雨の中走っている、『彼らはこんな雨の中でも、テントに潜り込んで寝るんだ。すごいなぁ!あぁ、何と自分は弱いやつだ、これ位の雨に負けるな!』と、思いだけには叱咤しておいた、次のときまで効果があるかどうかはわからない。

 COOPから電話、『遅いから、食事・飲み物は持込してください』とのこと。丁度、COOPでの電話だから、グー!
 電話で道順を聞き、その通り行ってるつもりだが、2度ばかり迷ってしまったけど、何とか無事到着。ご主人も到着が遅いから迷っているなと心配し、雨の中を、お出迎えして下さっていた。
 着くと、何とログハウス。シャンカワカーンやウエスタンログホームを思い出した。隣にも大きなログハウスがある。こちらはユースホステルだそうだ。三次の森岡ママを思い出した。
 中々立派なハウスで、随所にアイディアと自慢できる自作の小物が取り付けられており、宿主の息吹きが感じられる。また、ログハウスの主らしい蔵書がたくさん並んでいる。私も”マイ箸”で対応した。
 今日は私一人が客で、静かだ。ご主人は食事済んでいるらしく、食堂で主人と話をしながらの夕食。
《民宿”夢民村”泊》

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