番号 | 河川名 | 全長(km) | |
70 | 天神川 | 32 | 水量不足 |
夜中、雨がぽつぽつ降り出した。『やった、降った!念じた通りになったぞ!』
雨はそのまま小雨だが降り続いた。楽しみにテントを片付け、下見するが、どうにもまだまだ、浅い、余りにも浅い。堰はあるが十分に越えられるから大丈夫だが、ず~と下見し上流へ行くが、やはり水が少ないのはどうにも戴けない。まだ、雨の量が少ない。仕方ない、ここは止めだ。次へ行こう。
山陰の9号線を西へ向う。
途中、道の駅「大栄」がある。寄ってみて驚いた、大いに驚いた。
一つは、「道の駅第一号」であること。
もう一つは、お客さんが猛烈に多いこと、地域の野菜など産物が並んでいるのだが、いっぱいの人、すれ違いが難しいほどの人が品定めをしているし、レジ4台がフル稼働、お客さんが夫々に7,8人づつは並んでいる。『多いね!』と、言うと『今日は少ない方だよ、毎日、全部売り切れるんだよ!』と、商品の追加納品に来られたお百姓さんが言われた。そうだろう、これだけの人なんだから…。産地直販専門店と言った感じの道の駅だ。
それから、10kmほど走ると、道の駅「ポート赤碕」があった。ここは漁港赤崎の側、鮮魚が売り物らしい、寄ってみる。
驚いた!ここも大いに驚きだ。魚が安い。やはり、お客さんも多い~!活魚から干物、加工品まで魚関係がたくさん並んでいる。狭いけど、まるで、市場へ行ったように、景気良く掛け声も大きい、元気も良い。
色々な「道の駅」を見てきたけど、ここの二つは異色だ。キット一号店「大栄」が成功したので、赤崎が真似たのだろう。こんなことはしっかり真似て、お互いに良い成長をするのは良いことだ。
雨はやはり多くは無いが降り続いている。
途中、COOPで弁当買って、車中で食べた。
さあ、日野川の溝口に着いた。川原へは降りられない。通行禁止の土手道をやっとだけど横をすり抜けて、入れたので、上流へ、川は細い、夕べから雨は降っているけど、水量はまだ十分ではない。もっと下流でないと無理のようだ。が、何とか川原に降りれるところを見つけた、行ってみると、細い道がついている、キット近所の魚釣りの人が時々歩いているのだろう。川面へも何とか降りれる、が、細い流れ。雨は本格的に降り出した。上陸地を探しに、また下流の下見に行こうかと思って走り出したが、どうも気が重い。気分が乗らない。ファイトが出ない。福山が近いと言う気持ちが離れない、ホームシックかな?色々考えたが、無い後ろ髪と前髪を引かれるような気がして、やる気が出ない、チャレンジ気分が沸かない。日野川が水がしっかりあり、瀬もあって、上下架出来る所があれば、少々雨が降ってても、ファイトが沸くのだが、日野川は、今年は止めだ!来年にしよう。この雨の中、泊地を探し、橋の下があれば良いけど、なかったらテント張るのも億劫だ。
と、2時過ぎ、福山へバウを向けた。
新見・東城経由で福山へ無事に着いたのはもう暗くなっていて、距離計は49637kmを指していた。本当に素ん晴らしい旅だった。
皆さん、沢山、たくさん、本当にありがとうございました!
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