番号 | 河川名 | 全長(km) | スタート地 | ゴール地 | 難易度 | |
5 | 網走川 | 115(内約13) | 美禽橋 | 網走湖女満別キャンプ場 | 易 | 手付かずの自然が一杯 |
北見大橋を朝、出発。佐藤さん宅の横を通り過ぎ、端野町を通り、39号線を美幌町へ向けて走る。
美禽(みどり)橋を素通りし、先へ急ぐ、が暫く走って、ふと気がついた。もう海が近い、ここから先はほとんど距離がない筈だと…。それでは駄目だからと引き返し、かけて、『そうだ、ここまで来てるんだから、自転車を置いておこう。』と、網走湖畔まで行き、それから、また、先の美禽橋へ戻ると川原へ降りれるし、カヌーも降ろせる。何と、こんな良いところを素道りしていたとは、うっかりしたものだ。
網走川では、網走湖へ流れ込んでいるから、この前の「渚滑川」で海へ出れなかったので、この湖ではセーリングしてやろうと、セーリング仕様を一通り積み込んで、出発。
出発地も結構下流だから、瀬もほとんどなく、人工の部分が割りと少ないにもかかわらず、案外鳥が少なく、平凡に緩やかに流れているだけと言った感じの川で、女満別町の新設中の橋から、少し下だった所で、流れもほとんどなくなり、わずかながらもランニングの風なので、セーリング仕様に変えた。暫くはランの風だが、川が曲がると上りに変わったり、風も一定しない。左右へタッキングをするが風も落ちてしまい、前進しない。仕方なくパドリング。マストなど付けたままでのパドリングは一寸難しい面が有るけど、そのまま下り、網走湖へ出る。ここでも風がなく、湖上をパドリング。
カヌーで広い場所をパドリングと言うのは面白く・楽しいものでは全くない。
それだけに、シーカヤックに乗る人の気持ちが私にはどうも理解できない。あの島に行きたい、目の前の海を越えたいと言うことは分かるが、行程に楽しさが無いのではないだろうか?セーリングカヌーでセーリングして行程も楽しみながら、その島に行く方がもっと楽しいのじゃないかなと私は思うのだが…。まあ、自分の力で海を渡ったと言う満足感を味わうことは十分にあるだろうけれど…。でも、セーリングでも同じ征服感はあるし、セーリングならば行程をも満足できるのになぁ。欲張りなのかな、私は?
そんな感じで、風がなく、パドリングで、網走湖の「女満別湖畔浴場&キャンプ場」へ到着。そこで、自作木造カナディアンカヌーに出会った。非常に綺麗な造りだ。設計や基礎型は別だけど、材料など、全て自分で調達し、パドルも綺麗に見事に作っておられた。中々器用なお方で、また、作るのが好きなのだそうだ。友と一緒に数ハイ造り、自分は少しスリムに作ったから、沈しやすく、今度はもう少し大きいものにしたいとの事。が、大きくすれば重くなるし、板を薄くすると弱くなるしと悩みも打ち明けられた。
でも、これだけ美しく作られると、汚れたり、傷がつくのがいやになるだろうなぁ。
網走川を終え、美禽橋から、網走市の民宿「ほくい44」へバウを向ける。この民宿は、前々から高知のメール友達の岡林さんの常宿、高知の彼が、休暇になると北海道へバイクや車で、今までに何度も訪れ、網走へ行かれると必ず「ほくい44」に常宿されている所で、「安いだけでなく、美味しい、楽しい」と、紹介していただいている。ので、私も泊まろうと向った。地図もメールで戴いていたので、また、道順の途中でもあったので、実に簡単、すぐ判った。
が、実は、今日は日曜日、金は財布にほとんどなく、すぐ、近くに郵便局があるからと安心していたが、ATMも休み。それで、ご主人に挨拶だけして、泣く泣く後にし、先へ進んだ。
オホーツクの海岸線を東進し、右手の涛沸湖を過ぎた所の、道の駅「はなやか(葉菜野花)」で休憩。見ると、「キャンプ場 浜小清水前浜」の看板、すぐ裏に有るとのこと、少し早いけど、今夜はここに泊まろう。
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