番号 | 河川名 | 全長(km) | スタート地 | ゴール地 | 難易度 | 備考 |
64 | 揖保川 | 70(内約6.2) | 吉島統合頭首工 | 嘴崎橋 | 易 |
039:痙攣が脚にきて、目覚める、少し冷えたのかな?脚の痙攣にはふくらはぎをストレッチしてやると、すぐ良くなるので、また寝入った。
215:超早いけど、起床。 250:テント撤収終了。出発!まだ、真っ暗だ。
5分程、走ってコンビニの光で走行準備。そのまま出て行くのも気が引けるので、一応、朝食用にサンドイッチと豆乳を買った。
451:兵庫県入り、先ほどから眠くなってきていたので、道路わきの駐車場でうたね、10分ほど寝たかな? 頭をすっきりさせて、出発!
535:揖保川(いぼがわ)着。北竜野、「祇園橋」の下へ到着。 600:川原でごみを拾っている女性に声を掛けるが、反応が無い。肩を叩いて、
『おはようございます。良いことしておられますね!』 『私は耳が十分に聞こえないけれど、どちらから?』 『広島県福山です。』 『私、若い頃、呉に住んでいたのですよ。広島も良いとこですよね。ここは竜野の別荘地なのですよ。緑が多く、空気は綺麗で、山と川に囲まれ、買い物するにも、お店が近くにあって、歩いてでも、自転車でも、行けるので、年寄りにも良いところなのよ!昔はね、丸太を組んだいかだが流れてて、橋の上から眺めたもんなのよ!鮎も多くってね、子供でも手づかみしてたのよ!』と。
また、芦田川と同様、犬の散歩がすごく多い。『あの山並みを「寝釈迦」と言って、お釈迦様の寝姿に似ているのよ。』と、教えてくださった、ご婦人は3匹の大きな犬を散歩に連れておられた。『全部捨て犬だったのよ。可愛そうだからと拾って育ててるんですけど、大変ですわ。』
ここは、右岸だがどうもカヌーを上げるのが難しい、で、左岸の「嘴崎磨崖仏(「いぼ取り地蔵」として古来信仰され、30m程上流に4体の石仏もあり、右岸側には拝殿まであるのだそうだ。
「文和3年(1354年)10月建立」と、説明書きにあった。
ここを上陸地点と定め、自転車と靴・靴下を置いた。
上流へ下見しながら行くと、「吉島統合頭首工(とうしゅこう)」にぶっつかった。そこで、魚類遡上調査をしておられた、永六輔さんにひげを生やしたような人に色々魚の話をお聞きした。
ボツボツと、調査員が来られると、そのそっくりさん、帰ってしまわれた。 ここより上流は無理なので、この堰の下からなのだが、ここはカヌーを降ろすのが、少し大変なところで、写真のようにしなければならなかった。
揖保郡新宮町の「香島橋」の所から「嘴崎橋」まで、6,2km、距離は短いけど大きな頭首工なので、仕方がない。 出発に、先駆けて、一寸早い昼食済ませ、
1145:スタート。 カラスに似た黒っぽい鳥がすぐ側から飛んだ。カワガラスだったかな?こんな所にいるかなぁ?
多くのセグロセキレイ、ダイサギや、ツバメなど鳥が沢山いる。50cm位と80cmほどの大~きな鯉が悠々と泳いでいるのも見える。ここにはアユやマスが遡上するのだそうだ。それほど、綺麗で、良い川なのだ。
でも、『一昔前までは、下流がなめし皮の産地で、川が猛烈に汚れていた、その頃は遡上なんて無かったけど、周りの下水道化が進んで、揖保川がきれいになり、遡上するようになった。マスはアユの稚魚を食べるので敬遠され、ここでは網を入れて、一網打尽にするのですよ。』と、マス釣り師の池田さん(仮名)は話された。池田さんは『マスの仕掛けにコイが掛かり、大きすぎて上等の竿を折られてしまった。』と、しきりに残念がっておられ、釣具屋さんへ急がれた。
「揖保川」は瀬が多く、次々と現れ、非常に楽しい、水も綺麗だし、自然も多く残っており、ゴミも少なく、岡山県の「高梁川」と同様、河川敷の活用が非常に良く出来ている。岡山県も兵庫県も川に対する考え方が中々進んでいるようだ。 普通、アユの釣り師はカヌーで下っていると、いやな顔をされるのだけれど、ここの若いお方は、『どこまで行かれるの?』と、向こうから、声がかかって来た。やはり、中には、こんな好い人もいらっしゃるのだ、と、再認識。『はい、崖に仏さんが彫ってある所までです。』 『気を付けて~!』 『ありがとうございます。あなたもしっかり釣ってくださ~い。』
嘴崎磨崖仏の所へ到着、丁度そこへ、ヤングマンが寄って来られた。
『こんにちは!』 『こんにちは、下ってこられたのですか?』 『はい、新宮の頭首工の所からです。』 『あれができて、距離が取れなくなりました。私もファルト持ってるんですけど、水が少ないと痛むので、余り乗っていません。歩くばっかりになるもんでね~。』 『そうですね、ファルトは持ち運びには便利ですけど、その点が残念ですよね~。どうしても、ハルに弱点がありますからね~。』 『そうなんです。ですから、「宝の持ち腐れ」してるみたいです。』 『カヌーはFRPのもんですよ~。軽いし、強いし、修理は簡単だし。私なんか、今日も、ベキーと言わしてしまいました。古傷が裂けたんでしょう。お陰で、水が前より多く入るようになりました。でも、少々痛んでも、それ以上に、安心して、楽しく遊べるし、しっかり使ってやった方がカヌーにとってもうれしいことですからね~。』 『そうですよね~、修理すれば良いことですしね~。』 『そうです、そうです。私なんかも、もっと傷がひどくなったら、修理します。今、便利になって、どこでも修理材料手に入りますからね~。』
番号 | 河川名 | 全長(km) | 備考 |
63 | 加古川 | 96 | 不可 |
国道2号線より北上、25km程の「大門橋」右岸から5km下流が水量不足、カヌーの上げ下げも難し過ぎるので中止しよう。ここは以前にも、チャレンジしようと、下見したけど、チェインで川原に入らせてくれないので、中止したことがあった。
それで、今度は、もっと上流へ来たけど、やはり無理だった。
ワンボックスカーのルーフラックにカヌー4隻も積んだ人と出会い土手の路上で川下り情報を戴く。が、彼も『ここ、加古川ではやっていない。』との事。やっぱり、駄目なんだ!
加古川の河川敷は、福山の「芦田川」と比べて、駐車場の数は少ないが、その付近の整備はすごく立派。綺麗に芝生が張られ、家族や友達と、テント張ってくつろいだり、バーベキューしたり、バドミントンなどの簡単なスポーツもでき、楽しめ、トイレが設置され、水場もあり、ゴミ箱を撤去し、「ゴミ持ち帰り教育」がしっかりなされているので、ごみをきちんと各自が持ち帰っている。
揖保川も同じで、中々良い雰囲気だった!
今夜はここ加古川の川原で宿泊しよう。
ペットボトルの2㍑程度のが欲しいが、ゴミがない、転がっていないのだ、昼に、テントを張って楽しんでいたグループが帰られる時に、お願いして一つ戴いた。彼等はゴミが減り、私は、これを活用し、ローソク立てを作った。
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