日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年10月 6日】

2006-12-31 06:22:24 | Weblog
《カヌー修理》

朝目覚めたら、左の肩甲骨の下が痛い。大きい息をしたり、咳き込んだり、あくびをすると、きゅきゅーと痛む、おかしいなぁ。何だろうか?内臓に問題あるかなぁ?まあ、もう少し様子を見よう。そう言えば、前に首が痛かったことがあるけど、放っておいたらら、気にならなくなった。
 今日は修理だ。先ずは修理箇所の点検、ボトムを見ると、浸水するはずだ、あちこちに亀裂、大きいのが二ヶ所あった、浸水は無理も無いこと。
 清掃・乾燥など事前の準備を済ませ、朝食後、修理開始。が、途中で材料のポリエステルが不足した。夕べ、ガスを買いに行った時に、それも買えばよかったのだが、そのときは「ガス、ガス、ガス!」と思っているから、修理のことなど全く眼中に無かった、年をとってくると、二つ以上の用事があれば必ず少なくとも一つは忘れている、メモして置かないといけないようになってしまったことは実感している、で、また、ホームセンターへ走るが、取り扱いしていなかった。2軒目に行くがここも無し、困ったなぁ、聞くと、舞鶴まで行かねば無理、とのこと、それは困ったと、思案していて、『待てよ、これは元来ペンキ屋さんに有ったのだ、塗料店に有るかもしれないぞ!』と、HPの電話帳で調べる、一軒目はなし、そこで教えていただいて、2軒目に電話、『有りますよ。』 『有った!』場所を聞いて、早速行く。

 事務員の別嬪さん『すごいこと、しておられるんですね?』 『いえ、誰でも出来ますよ。日本一周すると言うことは、ものすごく楽しく、毎日が素晴らしいドラマですから、私なんか、これが完成したら、また、別のテーマを考えて、また、一周に出たい、そんな思いをしているんですよ!』 『そうなんですか、私には出来ないわ!』 『出来ないと言ったら、それは出来ませんね。でも、私は、いつでもそうですけれど、「どうしたら出来るか!」と、考えるんです。そうしたら、必ず道は開けますよ。若い女性でも、一人で、軽四で一週間程度ですけど、やっておられる方、お会いしましたから、その気にさえなれば、必ず出来ますので、ぜひチャレンジしてください。それはそれは、楽しい・楽しい毎日ですから…。』等など、美人と笑顔で話し合うのは中々楽しいもの、と、言っていつまでも話をしているわけにはいきません。
 プロ用の量だから、私には少々多過ぎるけど、仕方ない、まあ、帰ってからでも又使えるからと、大枚支払って帰る。

 で、再び、修理開始、コンビニのごみ入れから、500ml程度のペットボトルを3本ほど拾って帰り、上側三分の二を切り落とし、下側を硬化剤と混ぜる容器にし、春日部の田中婦人から戴いたスプーンでしっかり混ぜ合わせ、ガラス繊維を貼り付け、空気を叩き出し、後は硬化を待つばかり、で修理一応完了。固まるまで放置。
 昨日、テントから少し離れた所へ車を止めて、しきりに私の様子をうかがっておられたお方が近づいて来られ、色々話し合う。
《音無瀬橋泊》

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 同 【2003年10月 5日】

2006-12-30 06:55:43 | Weblog
《移動》

 朝、釣り人が土手を通られたので、『この辺りで、川面へ車が降りれる場所ご存じないでしょうか?』 『あぁ、丁度あそこに行ける道ありますよ。但し、車、傷つくかも知れませんけど…。』見ると、正に行けそうな感じ。『ありがとうございます。』
 見に行くと、「以久田橋」の丁度真下左岸。よ~し、これで出発地は一応確保できた。次はゴール地と障害物を探しに、下見。水は少ない。浅瀬も多い。流れはあまり無い、見て回っていると「小貝橋」と言うのが有り、下で釣りをしている人も数人居る、橋脚のすぐ後ろに、何と三角テトラが横に連なって、川をせき止める形、根固めブロックだ、こいつは最悪、カヌーにとって、最も危険な代物、でも一番右側が何とか通れる幅があるが、正面がテトラ(4)で止められ、左に直角にカーブしていて、その出口の真ん中に大きなテトラトップが飛び出しており、その下にはその「モノ(1)」と横のテトラの丁度間辺りの下側に、やはり岩が出ている、その間をぬって滑り降りることは困難の極み。その下も周りにはブロックの欠片があちこちに頭を出している。『こいつは、超やばい所だなぁ!』水流は少ないが魚野川の「八海橋の瀬」と同じようだ。

 ずっと下見し、と、言っても土手には所々しか上がれないので、見れない所がほとんど、ゴール地は下の「土師(はぜ)橋」の少し下流へ何とか上げられるので、車までの距離は100m近くあるけど、まあ何とかなる。と、自転車を竹に結わえ付けて、スタート地へ戻る。

 以久田橋下でカヌーを降ろし、スタートした。が、どうも気分が優れない、病気の気分じゃなく、何かいやな予感がする、どうもおかしい、水の浸入もこの前より一層多く入り、5分もしないうちに掻い出さなくてはならない。『おかしい、入水が酷すぎる。小貝橋も気になる、どうも、何か気が乗らない。今日は止めだ。修理しよう。修理が先だ。』と、400mほど下っていたけど、上流へ川上りをすることにした。流れは大したこと無いが、それでも流れに抗して、上るのは結構きつい。富士川の時ほどでは無いけど…、何とか上りきり、やれやれと言った所。では、どうするかなぁ。修理をしなければいけない。丁度、「以久田橋」の下なので、雨でも、まぁ大丈夫。「まぁ」と言うところに問題がないではないのだが、それは橋の幅が狭く、橋までの高さがあり過ぎるので、雨が斜めに降ると真下でも濡れると言うリスクがあるので「まぁ!」となっている。

 『よ~し、ここで修理しよう。』と、準備しているところへ、一人の中年男性。川原で石を探しておられた。帰りしなに、『日本一周ですか?いいですね。』 『はい、今、約三分の二近く済みました。日本一周すると言うことは、素晴らしいことですね~。毎日がすごく楽しいですよ。特に、こうして、色々なお方とお話が出来るのが、すごく楽しいです。一期一会の世界ですね。』 『私もアウトドアやっていましたので、こんなの好きで、50歳になったら仕事止めて、好きなことしたいと女房に言ったら、「どうぞ、どうぞ!」って言われたけど、実際には、子供が居たりで、金が要るから、出来ないでいます。』 『私は、金は無いけど時間だけはた~っぷりあるので、決行したんですけど、人間、金が有れば幸せになると思い必死で金稼いでいるけど、金は人を不幸せにはするけど、幸福にはしない、と言うこと、今、実感しています。金、持ったら、無駄食い、無駄飲みし、病気になり、無駄銭使って見栄を張り、人間中身が悪くばかりなっているように感じています。』 『そう言えば、私なんか、沢山金あるわけじゃないけど、子供の野球練習が終わり迎えに行って、帰ってからビールをガバーと飲んで、すぐ寝てしまう。お陰で、病気になり、心筋梗塞をやり、自由に動けなくなりました。』 『イギリスには「ビールをたくさん飲むと糖尿病になる」と、言う言い伝えがあります。私の知り合いで、ビールの超多飲した人、早く亡くなっているし、今、糖尿で弱ってしまってる人も居ます。気をつけてください。人間はセルフコントロールしない駄目ですからね。』 『分ってるけど、ついつい、…』 『そうですね、人間口が一番いやしく、可愛くて、口を制御するのが一番難しいですからね。私も酒はよく飲みますからね。その点、貧乏しているから、飲みたくても飲めませんから…。』彼は超有名な某社のバレーボール部員だったし、ダイビングを趣味でやり、中学のお子さんは今年岡山のマスカット球場へ野球選手で行った、と中々のスポーツ家族、何とか、元気はつらつになっていただきたいもの。そして、50歳では出来なかったけど、65歳にはやって欲しい。夢を捨てないで欲しいものだ。その気持ちがあれば、絶対に、達成できるのだから….

 30年ほど前、アメリカで「肥満と喫煙者はセルフコントロールが出来ない人間だから、駄目人間だ!」と、烙印押される時代になった。その時、私はタバコを止めた。苦しかったが遂に全うし、嫌煙するようにまでなった。当時、商売でタバコ売っいてたけれど、お客さんに『タバコ止めたら?』と言ったのは、全国広しと言えども、キット私だけだろう。

 その場所で修理しようとしてたけど、自転車を下へ置いたままなので、と、取りに行き、そこよりすぐ下に見える大きな「音無瀬橋」の下まで行くと、何とここの方が修理するにも、寝場所にするにも良い環境、こちらにしようと今度はカヌーを取りに戻る。今日は何だかちぐはぐになってしまっている。
《音無瀬橋泊》

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 同 【2003年10月 4日】

2006-12-29 06:55:07 | Weblog
《移動&下見》

 姉宅で朝もPC整理をしっかりさせていただき、お聞きした所、また地図で見た所、猪名川は小さく、大都会に近いだけに、難しそうだと元々は感じてはいたが、実際に見て、確認しないと話にならない、伊丹のすぐ近くを流れているので、早速、見参!
 小さい、浅い、汚い、これでは駄目。上流へ、やっぱり小さく、浅い、そして汚い、何と立体交差のハイウエイの橋脚が猪名川のど真ん中に建てられ、その周りには、その建設時の残渣のような石塊やらコンクリート片やら木片などいっぱいごろごろ転がっている。水もほとんどない。これではカヌーどころの騒ぎじゃない、駄目だ。さっさと次へ行こう。時間の無駄だ。
《由良川》

番号 河川名 全長(km) スタート地 ゴール地
難易度
備   考
59 由良川 146(内約0.8) 以久田橋  以久田橋   難 400mほどのテスト漕行で終わる、小貝橋は超注意

 京都府の日本海側にそそぐ、由良川の和知町に向けて走る。和知町では、由良川はまだ谷間、川は道よりずっと下、和知町の「肥後橋」を通過し、少し下るとずっと下の方の川原にショベルカーとその側に、チラッと黄色のカヤックが見えた。『おっ、カヤック!』Uターンして確認、『間違いない。行って見よう。』と、そこへの道を尋ねると、『これこれしかじか』、従って行くと、観光ヤナ場の所、急坂を下りて行くと、京都から来られたと言うお二人のカヤッカーが、上流から下ってきて片付けておられる最中。
 色々情報をお聞きする。『和知発電所(0771-841-121)で放水量を聞くのが便利』また、『カナディアンならここからスタートし、下の造り酒屋さんの先を左折、神社があり、土手を越えると、川面へ行ける場所があり、そこまで下れる。が、そのすぐ下流には堰があり、ポーテージの必要あり。ずっと下は行った事が無いから、分らない。』などお教えいただく。

 そのお話に従って、173号線との交差点にあるラベル「綾小町」の「若宮酒造」を過ぎ、上陸予定地を見に行くが、堰は分かったけど、うまく見つからず、もう少し下まで見ようと下る。
以久田橋横のテント、シートを屋根型に変更  
 当然ながら、今夜の泊地も探しているので、綾部市栗町「以久田橋」横の土手に小さな公園、橋からの戸手道は閉鎖されているので、一応土手の道ではあるが通行車両はない筈、反対側から入り、草のクッションも良い、車と併設できる、テント設営条件満たしてくれたので、『OK!』とそこをねぐらと決めた。
《以久田橋横の公園泊》

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 同 【2003年10月 3日】

2006-12-28 07:14:19 | Weblog
《移動》

 今朝はきつつきらしい音は聞こえなかった。
 次は「淀川」だ。6月に大阪の淀川で、以前は汚染が酷かったけど最近は大分きれいになり、遊覧船の就航も行われ始めているほど良くなったと、聞いているのでその状況も見たいものとあちこちしたが川を見ることさえ難しかった。ここ京都辺りなら、汚染度合いを見ることは出来ないけれど、兎に角、天下の淀川を目指し何とかしたい一心で、京都の「淀川河川公園」へ向う、すぐ側まで来ているのに、道が分らなくて、迷いに迷って、お尋ねしてやっと到着。駐車場から川面へはチェインの柵を超えて大分行かないと水辺へ行けない。これは難しそうだ。もう少しましな所は無いかと次へ行ってみよう。

 少し下流へ。「くずはゴルフ場」があり、駐車場が決まっているし、北海道のようなおおらかな土地柄ではないだろうし、他所の土地、のこのこ入りこむことも出来ないので、川面へは行くことは無理。
 では、もっと下流へと、枚方の「淀川河川公園」へ着いた、ここは便利なところにあるので大勢の人や車。駐車場から100mほど運べば、何とか川面には上下架は出来る。が、流れもほとんど無く、他に上下架の場所も難しそうなので、次を探す気にもならなくなってしまった。ので、淀川と呼ばれる川自体はやっぱり止めた。
 枚方の河川公園から、猪名川へ、と言っても、実は、猪名川が大阪と兵庫の境付近にあることは分っているのだけど、地図を見ても分らない。神崎川がちょうどその位置にあるのだが、猪名川がどこにあるのか分からない。
 所が、ありがたいもので、今朝、琵琶湖々畔の道の駅「草津」で、車の中でPC整理していたら、70歳前のお方から、声がかかり、お話していたら、福山へは仕事で何度か訪れたことがある、とか、この近辺のお方だということをお聞きし、『猪名川って、御存知ですか?』と、私の懸案だった、ことをお聞きしたところ、『有るよ、川西の近くだよ。』地図を見ると、正に、ありました。猪名川町もありました。『やっと見つかった!ありがとうございました。』と、そう言ったことがあり、猪名川の位置が大体分っていたので、猪名川へナビを向けた。

 走っていて、ふと途中、伊丹の近くを通る筈だと調べてみると、正にその通り。伊丹には姉が居るので、ナビを修正し、久しぶりに訪ねた。
 姉弟でも、離れていると、そう度々会えるものでも無いので、義兄とも久しぶりにお会いした。
 洗濯は姉にやってもらい、PCの打ち込みに没頭。義兄には猪名川の情報やら、最近の社会情勢などお聞きし、夕食は、久しぶりの明るい、話題豊富な美味しい時間となったのは言うまでも無い。
《伊丹姉宅泊》

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 同 【2003年10月 2日】

2006-12-27 07:06:56 | Weblog
《ほほえみ館にて整理》

 朝、早く、コンコンコンコンと言う音、何だろう?きつつき?まさか?こんな所にきつつきが居るかなぁ?
 今日は先ずは、野洲川の下見と泊地の確保そして打ち込みをしよう。と、下流域は垂直なコンクリート護岸、釣り師が沢山並んでいる。上げれる所もなさそうだし、少し上流では、河川公園やパークゴルフ場、また河川運動公園などは午後4時半には施錠。これではテントが張れない。土手を走っていると、横道がありそこを数人で草刈をしておられる。泊地に良さそう、出入り口を確認しておいて、『良~し、今夜はここだ!』と、安心して、次の行動。

 「ほほえみ館」は野洲駅のちょうど横。だが、何だか不親切、駐車場は正面に無く、裏へ回らなければならない。湯は色々なものがあり、今まで無かったものもあり、楽しい。が、入場前には、電源使うのに、時間制限など言わないままだったので入浴した。が、いざ使うときになって、時間制限を言い、女の子は親切にしてくれたけど、休憩所は食堂で、注文無しでは居られない。その食べ物も味は今一、うどんは冷凍、値段も会員より100円高い。普通の食堂より会員でさえも一寸高い感じ。だからだろうけど、昼時だと言うに食堂はガラガラ、施設内での客数も少ない様だ。農家の直販コーナーも少し値段が高い。キット場所代払っているからだろう。ここでも客数が少ない。
 2時間が来たので止めて欲しいと言って来た。今まで、こんな対応はどこにも無かった。役所が町民サービスでやっている所でも、こちらのやりたいだけやらせてくれた。ここは民間なのに、ここ、長続きするだろうかなぁ?夕刻近くまで、させていただくつもりだったのに、予定より早く終了した(させられた?)ので、時間が少し、余った。と、言ったら、悪いのだけど、迷惑でもいけないから、予定には無かったけれど、この近くに同級生の松岡君がいた筈だ、名簿を見るとすごく近い、ナビに電話番号で探すと、7kmも無い『よし、多分時間的に彼は居ないだろうから、電話だけ入れておこう。』と、TEL。何と在宅。会おうと言うことになり、待ち合わせ。
 昨年の大津での同窓会で会ってはいるが、やはり久しぶり、野洲川の情報を始め、積もる話はいっぱい有って、暗くなっても、まだ話はつきない。私も近くの野洲川の土手に泊地を確保しているので、安心して、話を続けた。キリが無いので、来年の岡山での同窓会でまた、会いましょうということで、別れた。

《野洲川》
 さて、野洲川の土手の泊地へ行くと、何と、扉が閉まって、入れない。『何ちゅうこっちゃ!』川原は、河川公園も、運動公園も、パークゴルフ場も1630には閉門、朝の8時まで出入りが出来ない。ことは下見で知っていたが、土手まで入らさないとは!この川、川面にも近づくことさえ出来ない。『くそったれめ~!野洲川は止めだ!』仕方なく、夕べと同じ湖畔の駐車場へ向う。途中、食料を買って…。
 明日朝、今朝と同じキツツキらしい音が聞こえることを期待しながら、zzzzzzzzzzzzz!
《マイアミ浜近くの駐車場泊》

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