お蔵から日常使いへ

昨日のお昼の御膳。


べっこう
(↑富山の郷土食。エベスともベロベロとも言われる。甘めの出汁にとき卵を流して寒天で固めた物。のん大好物)
オイルサーディンと焼きねぎ、柚味噌添え
菜の花のマヨネーズ添え
いちご
黒米玄米おかゆ雑穀入り



と、献立はともかく、今回はこの器の話。


これ、一式一昨年の誕生日に友人から頂いた物。

質素な献立もいい感じでご馳走に見える

赤い御膳も付いてます。



友人から我が家に来た経緯は、友人のご親戚のお蔵が解体、その際処理されるところを何組か友人家族が譲り受け、そのうちの1組が我が家へ。


我が家でもしばらくお蔵入りしてた。
やっぱり使うの躊躇して(汗


でも、友人からは「普段にも使ってあげてね。かわいそうだから」と。


彼女ものんと同じく大学で漆を学んだコ。
お家が農家ということもあり、大人数用の器だとかいっぱいあったりする。



ちょこっと塗りが剥げてたりして「修復してからー」とか言ってずっとしまってきて。

でも修復するための行動が…ない。


なんだか逆にしまってるのが勿体なくなってきた。




そんなわけで。
お蔵から出して、現在普段遣いしてます。




そしたら、金継ぎのお仕事来たり(笑)


巡り巡って我が家で使う事になった漆の器一式。
それがまた呼び水みたいに巡って漆の仕事が舞い込み。



いずれ近いうちに繕われることになった漆の器。

それが今度はどんな風に巡っていくのか。

楽しみです。