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楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

苦難の中の救い

2006-05-20 12:55:49 | 教育
そうそう三重苦の中の救い2件。
学生の一人がおもしろい発表方式を編み出してくれたこと。
ポスターに間違いが一杯。それをマジックで消す。そしてポスターを訪問してくれた人と議論をして、それを書き込んだり、修正したりしていくというのである。間違いが多く、あ~あ、と思っていたが「これっておもしろい!今までにない!」と学生。
ん!これだ!失敗を成功へ。
それから、D論準備の発表会で、新しいアイディアを学生が生み出していること。ん!これで1人前になっていく道筋が見える!
D論中間試験に国際学会のために指導教員がいないという前代未聞の迷惑をかけるが、頑張ってほしい。自力でdefenseできれば本物である。その力は見えてきた!
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不眠の夜

2006-05-12 01:20:29 | 教育
今日もおそらくねられない。
あすの準備がまだ半分。講演の準備を凝りはじめると、とことんやりたくなる。
たかが25分であるが。すでに30時間以上費やしている。
ここで一枚、披露。引用だけれど、
「私たちはなにもの?どこからきてどこへいくの?」
やはりこれだよね。
引用元 http://arcadissima.cool.ne.jp
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恥をすてる

2006-04-22 12:54:33 | 教育
昨日の英語によるセミナーの盛り上がりの教訓:学生諸君へ。

昨日の盛り上がりの原因は、
皆、真剣に全力で頑張った事。これが一番。
次に、皆、英語が苦手という恥を捨てた事、これが2番。
そして、第3に、セミナーを楽しもうという気分がみなぎり、討論の時間が伸びてもあまり気にしないでやったこと。
この自由な雰囲気を保てば、皆、世界を突き抜けます。いけいけどんどん!
アメリカ人教授も一生懸命メモをとっていたね。皆さんの迫力です。

そこで、更なる前進のためのこつ。
自分の発表を録音して聞いてみよう。おもしろいよ。
オエイエントスマイルを自覚しよう。
「照れる、なにをいっていいか戸惑うとき、言葉がでないときに笑う、ほくそ笑む」文化をオリエンタルスマイルといって彼らにはない文化。これは言葉を多くすれば理解されるが、これに接する多くの外国人は戸惑う。悪い時は誤解さえ生む。
笑いは人間関係を進める潤滑油であるが、まじめな話を笑いながらすると、相手を馬鹿にしているのではないかと誤解される時がある。昨日は楽しい雰囲気がすべてを飲み込んで問題はなかったが、ハラハラの場面がちょっとあった。これも録音してみるときっとわかったね。「照れる」必要はないのである。むしろ、必ず話にジョークを入れて積極的に笑いを取るようするのがいいね。
次また、このようなセミナーで大いに遊ぼう。
部外からも参加してくれた多くの人へ、本当に長時間つきあっていただいて感謝。
きっと朝まで飲んでいたやからがいるね。あの中に。
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講義は一期一会

2006-04-21 12:15:12 | 教育
本日午前。本年度初授業。
外はぽかぽか、春爛漫。咲き誇る薄紅のさつき。
「授業なんて面倒だな~、外へ出たいな~」という悪魔のささやきと戦い、かつ、自分のこころをやっぱり「講義をやりたい」と思わせ、学生春眠授業とならないための3つのエッセンス。
授業は、知識の伝授にあらず(それは本を読めば良い)。

1。学生と教授の一期一会 (顔は毎週同じでも、こころは違うはず)。
2。「ほらほら、こんなにおもしろいだろう」との情熱のメッセージ。
3。輝く目と目の対話による、コミュニケーション。

それでも、春眠族へは(今日はいなかった)
「おい、どうした?飲み過ぎたか?ところで、このことどう思う?」と質問を向けて目を覚まさせる。
そして、「お、正解じゃん」とか「お、それユニークな答え、おもしろいね」とか、のせる。
そして、適度なジョークとウイット。

今日のジョークはパチンコ玉と最密充填とケプラー予測。

大当たりパチンコ玉(球)をぎっしり詰めるために箱をゆする(なつかしいな!10年していない)。
すると箱に余裕ができてもっと多くの玉が入る。すると一箱あたりの球数が多くなり、「俺の一箱は高いぞ!5千5百円」と箱を積み上げて悦に入る。
その時の隙間は何%か?そのときの球の積みかね方は?

怒って義務感で授業に縛るのは、最悪。
教員が義務感のみで授業をやってる証。

午後、びっしり英語でセミナー、6時間。
お疲れ。これから飲みだ!
(写真はキャンパスのさつき)



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東大公開授業

2006-04-12 19:23:08 | 教育
 今日の新聞に東大がノーベル賞受賞小柴名誉教授の教養向けの授業をiPodから誰でもダウンロードできるようしたことが載っている。ホーム頁でも閲覧可能にしたという。これはすばらしいことである。その授業にエロクエンスはあるか?チェックをしてみたいと思う。後日報告。
以下を探れ!
http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

 さて昨今、日本の社会が階級化し、東大など頂難関大学は金持ちの行く大学と言われている(東大の学生の親の平均年収は1千万円を軽く超えるといわれる)。お金さえあれば、幼児からのお受験のための教育によって、そこそこの頭であっても入学できる、というわけである。昔のように貧乏でも門戸が開放されていた時代の大学ではもはやない。一般サラリーマンにとって、子ども二人大学へ送れば、親には小遣いもなく家計は火の車である。国立大学であっても、である。

 入試は、これまで人類が得てきた知識を瞬間で繰り返す事のできる瞬発能力のみを問う、いわば短距離競走。決して全人格を懸けたマラソンではない。マラソンは長い道のりの様々なアクシデント、困難を乗り越えてようやく達成できる。

 そのことが叫ばれて長い。国立大学が法人化されて2年、ようやく象牙の塔の開放の兆しが少しずつ現れている。急速に進む日本の少子化、膨張する世界人口。このアンバランスの中、人的資源しかないといわれたこの国が、せめて、大英帝国程度の末裔ほどの影響力を維持できるかどうか?この世紀前半の早い時期に答えが出る。

 時間との戦いである。

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