小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-YES WE CAN

2008-11-06 10:45:42 | Weblog
2008年11月5日、アメリカ大統領選挙に、民主党のバラク.オバマ氏が圧勝した。黒人で初めてのアメリカ大統領となる。人種差別がいまだに根強く残るアメリカ国民が、黒人であるオバマ氏を自分たちのトップに選んだと言うことは、8年間のブッシュ政権にどうしようもないくらい嫌気がさしたと言うことだろう。
正直私は、小泉元首相と蜜月だったこともあり、共和党ブッシュ政権を支持していた。北朝鮮政策を180度転換するまでは。...
決定的だったのは、アメリカ政府機関の地名委員会が竹島を韓国領土から「主権未指定」に変更したのだが、自分が韓国訪問する前に、大統領権限で、韓国領土に戻してしまった事だ。「軸がブレない」と言うことが指導者としての条件と私は思っているのだが、こう簡単に「ブレ」ると資質を疑いたくなる。世間の言う通り「史上最低の大統領」だったかもしれない。
ところで、オバマ新政権が、日本に与える影響がどうなるか気になるところだ。
1番目は、民主党政権になるので、クリントン政権下の悪夢がよみがえる。
経済は、完全にアメリカ中心の保護主義で、日本に対して課徴金まで掛けたくらいだ。
2番目は、イラク、アフガン政策だ。
イラクは、2016年までに軍隊を完全撤退すると言っているが、逆にアフガンには増派すると言っている。当然、日本にも給油を含めた援助を要求してくるに違いない。
3番目は、現在の金融危機に対する対応だが、これは未知数だ。
4番目は、勘違いしないで欲しいのは、オバマ氏はアメリカの大統領であり、世界の大統領ではない。打ち出す政策は、アメリカ国民の為になることだけであり、日本のためにではないと言うことだ。
YES WE CANの「WE」は、「アメリカ国民」であり「世界」ではないと言うことを肝に銘じるべきで、あくまで自分のことは自分でやるそれが基本だ。