言いたい放題ー抑止力

しばらくぶりに、このブロブを書く時間が取れました。
もう鳩山首相のことは書かないつもりでいましたが、一国の総理大臣としてあまりの無能
ぶりを見せられ、あきれてものが言えない状態なのですが、一言言うつもりでペンを取りました。普天間基地の問題で、事ある毎に「最低でも県外」と言っていたのが、名護市辺野古
の現行案に回帰した。その言い訳の一つとして、沖縄に在る海兵隊の抑止力がいかに大事かを学んだと言っていた。ちょっと待ってくれ、鳩山総理は三軍の長で、日本防衛の最高司令官ですよ。しかもいざという時は、自衛官の命を左右する命令を出さなければならない、そんな立場の人間が言う言葉か。
しかも、日米安保は、日本国家の安全保障の要となる部分で、何故沖縄に米軍基地の７０％が存在するか、それさえも考えなかったのか。
そもそも、海兵隊というのは、アメリカ大統領が議会の承認なしで動かせる唯一の軍隊で、本格的な戦争が起きる前に、紛争地域に速やかに派遣し、紛争の火消しをする、そんな特殊
な軍隊が海兵隊なのだ。沖縄の海兵隊、私は抑止力としての存在は大きいと思う。
何故なら、今だ東アジアは冷戦が終わっていない。（その認識が鳩山総理にはないと思う）
例えば、最近、韓国の哨戒艇が沈没したが、北朝鮮が撃沈したと言われているし、また中国軍が日本の海洋調査船を追い回したりしている状況がある。
また、朝鮮半島に有事があったら、沖縄から海兵隊が飛ぶことになっているので、韓国にも少なからず影響がある。そんな状況下で簡単に海兵隊はいらないとは言えない。
沖縄の人には申し訳ないが、東アジアの安全に沖縄は、地理的に重要な位置を占めていると思う。
それを今頃「学んだ」と言われても、開いた口がふさがない。まあ全世界に恥を晒したようなものだ。
鳩山さん、これ以上恥を晒さないように早く辞めたらいかがですか。