小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-ドタキャン

2008-08-30 11:56:55 | Weblog
「ドタキャン」正に「土壇場でキャンセル」を地でいったのが、昨日の姫井由美子参議院議員の行動だ。
その前日、都内のホテルで「改革クラブ」と言う新党旗揚げの打ち合わせに出席し、その新党旗揚げ記者会見当日も、記者会見場に席もあり、おまけに美容師を待機させていたにもかかわらずだ。何という節操の無さだ。開いた口がふさがらないととはこの事を言う。
政治家とは一度決めた事は信念を持って貫く事を本分とする物だ。その事から押していくとこの方は政治家失格だね。
この姫井氏、最近金銭トラブルや私生活を週刊誌に取り上げられ、また初当選をした昨夏の参議院選挙では選挙費用を県選管に不正請求し、市民団体から詐欺容疑で訴えられるなど騒動が絶えない。
こんな女性に、選挙で敗れた片山虎之助氏は、はらわたが煮えくりかえる思いだろう。
この新党旗揚げ騒動、5人に満たなかったので「政党」ではなくなったが、民主党にとっては、大ショックだ。民主党から自民党に鞍替えする議員の受け皿となる事を目指しているからだ。多分氷山の一角で、小沢執行部に対する不満を持っている議員は多いのだろう。
いよいよ、政界再編の歯車が回り始めた。今後の政界に目が離せない。
ところで、本当は、本日のブログ、政府が決定した、経済対策11.7兆円について書こうと思ったが、あまりにもバカバカしい、事柄が発生したので、そちらの方に心変わりしました。来週はもっとまじめな話題にします。
失礼しました。

言いたい放題-面目躍如

2008-08-22 14:57:00 | Weblog
お盆休みも明け、久々にブログの書き込み画面を前にしている。
8日に北京五輪が開幕して、今日で14日たった。前回、このブログで開会式はすばらしかったと書いたのだが、何か恥をかいたような気持ちだ。私は、純粋な気持ちで感想を書いたのだが、後で次から次と内幕が暴露されてきた。55の民族衣装の少年少女はほとんど漢民族の子供、「口パク」の少女、CGグラフックの花火。各会場の観客も主催者によって演出され、西側が求めるオリンピックの「フェアプレー」の精神の演技をさせられているとの報道もあり、以前から中国という国は、人を騙して商売をすると思っていたが、こうも大々的に開き直って「演出」だとやられると、全体主義国家の面目躍如と言うほか無い。
今回の北京五輪、テロ等の噂があり、大々的な警備がひかれ、しかも行動も規制されるとあって、自由な観光客が少なく、北京市内のホテルはがら空き状態のようだ。しかも、この期間、北京市内の工場は操業停止となり、交通も制限され商売も思うように出来ない状態で、当然の事、物不足となるので物価が上がった。オリンピック成功の為には、あらゆるものが犠牲になっている。この「北京五輪」とはいったい何だったのか?
都市と地方の格差が広がる中、北京五輪後の中国の動向に目が離せない。
オリンピックのことを言うと、今ひとつ波に乗れない日本人選手だったが、昨日の女子ソフトボールチームの金メダル奪取には、久々に溜飲を下げた。
彼女たちの快挙に喝采を送りたい。
それにつけても、星野ジャパン、なんたる事か。一所懸命やっている事はわかっているが韓国だけには負けて欲しくなかったのだが....
彼女たちの爪の垢でも煎じて飲ましてやりたいものだ。

言いたい放題-北京五輪。

2008-08-09 16:56:50 | Weblog
2008年8月8日、午後8時、ついに北京オリンピックが開会した。
今回は、日本との時差が少ない事もあり、私は初めて、オリンピックの開会式を始めから終わりまで見た。中国が国家の威信を賭けたイベントだけあって、一糸乱れぬ演技が続き見応えのあるものであった。すばらしかったと思う。
ここで、改めて、中国がオリンピックを開催する意義を考えてみたい。
それは2つ有ると思う。1つ目は、30年前に改革開放経済に踏み切り、その結果先進国の仲間入りしたことをアピールし、国威の発揚を行う。2つ目は、国家をあげてイベントを行う事によりナショナリズムを高揚させ、国民全体を一つにする事。それにより、民族間や所得格差に対する不満のはけ口とする。と言う事だったのだろう。
しかし、悲しい事に「国威発揚」とはならず逆に「超大国中国は非常に危ない国」と言う事を世界中に知らしめた国辱のイベントとなった。つまり、爆弾テロの恐怖、空気が汚い、水も食べ物も危ない。工場製品は偽ブランドばかりで商品が信用できない等々...
政治は共産党一党独裁、経済は自由主義と言う矛盾をはらんだままのイベントがこのような結果を招いた。正に矛盾が吹き出した格好だ。逆に日本は戦後19年でオリンピックを開催し、その後、見事に経済復興を遂げた。その違いは一つ、日本は民主主義を根付かせてから開催したからだ。
そして皮肉な事に、そのオリンピック開催当日、上海株式相場が大幅下落した。
市場は、「オリンピック特需の終焉」と見たようだ。
高成長を謳歌してきた中国経済は、外需の低迷で減速が鮮明になってきた。このオリンピック開催が「終わり」の始まりでなければよいが.......

言いたい放題-瀬戸際の二人。

2008-08-02 17:36:58 | Weblog
1日夜、福田首相は政権発足後初の内閣改造を断行した。
顔ぶれは、派閥の領袖を取り込んだ目新しいものではなかった。特に郵政造反組の野田聖子消費者行政大臣と自民党の保利耕輔政調会長の昇格は、完全に小泉時代と別れを告げるものとなった。
私自身、衆議院解散総選挙となれば、自民党と公明党で3分の2は確保できないと見ている。となると参議院で与野党逆転になっているので、自公政権は立ち行かなる事は確実だ。今回の改造が自民党と公明党連立政権の最後となる可能性が高い。
麻生氏を取り込んだ内閣改造、政権運営にとって万全な布陣なのだが、福田首相にとって瀬戸際であることには変わりない。
ただ、参議院で与野党逆転になっていて速度は遅いが、福田首相は、公務員制度、年金制度、医療制度の改革路線は堅持したままだ。
最後まで、その姿勢は保って欲しい。
もう一人の瀬戸際、アメリカブッシュ大統領。またとんでもない事をやってくれたものだ。つい最近、アメリカ政府機関の地名委員会が、竹島の帰属を「韓国」から「主権未指定」に変更し、さすが民主主義の国とアメリカの良識に感謝、感激したのもつかの間、ブッシュ大統領の横やりでまた「韓国」に戻させた。
これから、米韓首脳会談をスムーズ行わせたいといって、韓国の言いなりで、また元に戻させるとは、なんと節操のない事か。
それに唯々諾々と従っている日本政府。何故韓国みたいに強く抗議しないのか?
ああ情けない。そんな事だからアメリカにも無視されるのだ。
北朝鮮に対する180度転換した方針、そして何十万人と人を殺したイラク政策。
こんな節操のない大統領を信頼して同盟関係を結んでいる日本。
もうすぐ変わるけど、次期 の大統領は大丈夫なのかな?と心配になる。
最後に言わせて欲しい。
「馬鹿ブッシュ」「あほブッシュ」よく今まで大統領をやっていたものだ。