言いたい放題－盗人に追い銭か？

私のブログにしばしば登場する北朝鮮だが、今回の６カ国協議でまんまとエサをせしめた様に思えたのだが。．．．
ところが、今回の６カ国協議の合意文書は、北朝鮮にだけ６０日以内に核施設停止という条件が課されていて、他の５カ国には期限は一切付けられていない。
まず北朝鮮が約束を履行する。その検証の具体的な作業手順を５つの作業部会で詰め、その上で外相会議を開き核施設の閉鎖を確認した時点で５万トンの重油の緊急支援を実施する。とかなり厳しい条件付きだ。残りの９５万トンの重油提供はいつになることやら。
その点は、９４年の米朝枠組み合意時と違うところなのだが．．．．
現在、平壌の電力事情は最悪で、一日一時間の供給しかない。電気が消えるだけでなく、暖房、エレベーター、水洗トイレも使用不能と、５万トンといえども、重油はのどから手がでるほど欲しいはずだが。
この北朝鮮、中国と韓国が援助のバルブを閉めれば簡単にコロリといく国なのだが、どん底のヤクザ国家は強い。余計なことは考えずとも、ギリギリの瀬戸際外交が続きうまく行っているうちは、金正日破滅するまではずっと親分だ。
中国、韓国及び米国の政治事情が今のところ、金正日に味方している。
それがいつまで続くか？．．．

言いたい放題－辞めるに値するものなのか？

柳沢厚生労働大臣の「女は子供を産む機械」発言が意外な大きさになっている。
柳沢大臣、本気で考えている訳ではなかっただろう。講演会でのちょっとしたジョークに決まっている。そんなことは野党も十分わかっていて「辞めろ」と責め立てている。マスコミも面白がって応援している。日本の政界にはそう言う構造が完全に定着している。
野党は、柳沢大臣を罷免しないなら、補正予算の審議拒否をすると言い、実際している。時間の浪費も甚だしい。もういい加減にしてもらいたい。
「女は産む機械」発言。女性蔑視も甚だしいことは確かだが、しかし、柳沢大臣は公式に謝罪している。
物事には、謝って済む問題とすまない問題があるが、今回の件は、謝って済む問題と思う。講演会のリップサービスが原因なのだから。但し、大臣は民間人と違って公人である。発言は当然注意しなければならない。衆議院選挙で勝ちすぎてタガがゆるんでいることは事実だ。しかしまあ、公式謝罪を持って、私は、この問題に幕を引くべきだと強く思う。
もっと建設的な政策論争に入ってもらいたい。議員諸君、私たち国民はその為に税金を払っているのだから。