小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー親父超え

2018-08-17 13:44:16 | Weblog
男は「漢」として父親は目標でも有りライバルだ。どうしても親父を超えたいと言う願望は
誰でももっている。
いよいよ、当事務所の後継者と目されている子供(副所長の崇志)にもその時が近づいてきたようだ。
と言うのも、お盆休み前に、事務所の職員さんから長年放置されていた「ダルマ」の目入れ式をしないか
と申し入れがあった。両目を入れるとのことなので「初代の私は小野寺会計事務所の基盤を曲がりなりにも
作った。これはこれで完成なので、今後は二代目は私たちが立派に支えます」との職員さんからの
メッセージと私は受け取った。職員さんから子供を支えると約束を得たことは、私とすれば胸をなで下ろす
思いだ。後を託された子供はたぶん私を目標に「親父超え」を目指すことのなるのだろう?
私自身どうかというと、いまだに親父超えは出来ていない。と言うか親父超えは諦めたと言って良いだろう。
私の父「小野寺捨夫」は、満州で敏腕の商社マンでならし、終戦時大連で3階建てのビルを所有していた。
新発田に引き上げてくるとき、その地下を掘って、金、ダイヤモンド、小野寺家代々の名刀備前長船を埋めて
全財産を放棄して裸一貫で私のお袋と祖父の3人で小野寺家のある新発田に帰郷した。
そして、新発田で事業を興し会社4社を経営し、新発田の有数の経営者の一人に数えられるようになった。
親父の素晴らしいのは「決断」と「実行力」そして「胆力」だ。
輸出産業から包装資材の製造と販売への会社根幹の転換並びに人の解雇と言う決断と実行力。労働組合との徹夜の団体交渉
で一歩も退かない胆力。どれをとっても私は敵わない。
幸い、私は親父の道とは違う税理士の道に入ったので、あまり重圧は感じなかったし、むしろ私の事務所経営に関しての
良き相談相手だった。
崇志君、これからお客様が減る縮小の時代に入る中後を託すのは心苦しいが、職員さん全員が貴君を支えると約束をして
くれたので、職員さんを信頼し、自分のカラーを出して事務所経営をして欲しい。
自分のカラー、特徴を出せば「親父超え」は簡単にできるさ。
あせらず頑張れ。