小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー40日間の影響

2009-07-25 17:56:52 | Weblog
7月21日、「とうとう」と言うか「やっと」と言うか衆議院が解散された。現在は民主党が盆と正月が一緒に来たようなフィーバーぶりで、新聞や雑誌は、「政権交代必死」と囃し立てている。ただ、投票日が8月30日と40日も間が空くことで、気まぐれな大衆がどう動くかがポイントとなる。それを意識してか、民主党は
財源の当てのない「幼稚園から中学まで一ヶ月二万六千円支給」「高校生には一ヶ月一万円支給」「農家の直接補償金額一億円支給」(これはいくら何でも嘘だろう)等のバラマキを出しつづけている。
私が、切に願うのは、自民党でも民主党でも良いのだが、長期の展望に立った国民のためになる経済対策をとって欲しいという事だ。
何度も、このブログで言っていることだが、経済は大激変していて、景気循環型からデフレ経済に変わっていて、膨大な生産過剰と労働力過剰が影響し、物価、賃金、不動産が右肩下がりで下落している。そんな経済状況の中で、一時的なバラマキだけでは何の解決にもならない。
また、あえて言うと、平和の時代はデフレ経済が続く事が原則になっていて、余剰資金が金融市場に大量に流入し、高金利商品は「詐欺」と思えと言うくらい、金利が大幅に低下することとなる。従って余裕資金は安全確実な長期債に向かい世界各国の公共事業を後押しする事になるので、日本もその現象をうまく利用してお金を使って欲しいのだが.....
40日考える時間があるので、一時的なフィバーの乗らず、じっくりと各政党の主張を聞こうではないか。

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言いたい放題ー断末魔

2009-07-17 19:07:22 | Weblog
都議選で自民党が大惨敗した。ある程度予想していた事とはいえ、自民党内に衝撃が走った。地方選挙4連敗、普通の感覚の持ち主であれば、責任をとって総理大臣を辞任するのが当然の帰結であったろうに、麻生総理今回だけはブレなかった。
この自信は何か?麻生首相は再三「景気対策が最大の課題」と言い、実行したという自負があるのだろう。だがそれは目先の、緊急避難の策であって、デフレという世界的な経済の流れを変えるようなものではないし、補正予算を見ても、長期的な視野に立ったものはなにもない。
そして、この逆風の原因は、麻生総理の資質が、国民から見放された結果生じた事で、ここで辞任してくれれば、自民党議員全員が万々歳だったと思うのだが。
これで、麻生総理は衆議院議員全員を「落選するかも知れない」という恐怖の地獄に道ずれと言う事になった。それを嫌った「反麻生」の面々が騒いだが、政権末期の「断末魔」としか映らない。
これで、自民党が衆議院選挙で惨敗するのが明白となったが、民主党がどの位議席を確保するかが焦点となる。民主党が単独で過半数の241議席以上確保出来ればよいが、野党合わせての241議席だと、共産党が連立を組まないので、民主党が政権を取れるか疑問となる。
いずれにしても、不安定な政局が、大胆な政策は実行しにくい状況を続づける事となる。

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言いたい放題-どっちもどっち。

2009-07-04 15:37:05 | Weblog
「大山鳴動して鼠一匹」の喩えがあるが、それを地でいったのが、自民党役員人事と閣僚入れ替え問題。東国原宮崎県知事が総務大臣になるかとか、様々マスコミで報道されていたが、結局2人が閣僚に追加になっただけに終わった。麻生総理が幹事長始めとして自民党役員を選挙用に入れ替えて、解散に打って出ようと言う目論見が雨散霧消した。総理大臣の権限に人事権と解散権があるが、その一つが封じ込められたという事は、麻生内閣は死に体という事を改めて世間に認識させた。解散もままならなくなってきたようにも思われるので、任期満了「のたれ死に解散」が現実味を帯びてきた。
その一方の、民主党はと言うとこれもひどい。鳩山民主党代表の資金団体の個人献金記載に「死人」が献金したという嘘が発覚した。小沢一郎が政治団体を偽装した企業献金で代表を辞め、その代わりに登場した鳩山が個人献金で嘘の記載があったと言う事は、献金を個人に限れば不正は無くせると言う鳩山の主張の説得性は無くなった。個人献金問題の鳩山代表、企業献金問題の小沢副代表、そしてエセ障害者団体の証明書問題の石井副代表と民主党も不祥事が重なりすぎている。
横須賀市長選挙で自民、公明、民主推薦の候補が敗れた事は、既成政党不信の現れではなかったのか?
もうすぐ有るであろう衆議院総選挙、既成政党不信のシラケタ選挙となるのではないか?
自民党と民主党どっちもどっち。低次元での争い。政権交代、私はないと見ているが、どうだろうか?

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