小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー西暦2022年2月24日

2022-02-26 10:34:19 | Weblog
西暦2022年2月24日は、国際法(主権国家相互の関係を規律する法)によって曲がりなりにも守られてきた世界秩序が破られた日となった。
過去にロシアとどのような歴史的関係があろうと、ウクライナはれっきとした主権国家だ。
その主権国家に、武力をもって国家の転覆を図る行為は正に蛮行と言わざるを得ず、プーチンは野蛮な侵略者だ。恥を知れ恥を!
そのウクライナだが、国力が象と子犬ほどの違いがあるロシアと孤立無援の戦いをしているのに欧米各国は軍隊を派遣しないのだ。
しかも、ウクライナのゼレンスキー大統領、前職は映画俳優だが、国を守るため政権を放り出さずに家族共々頑張っている。
大したものだ。政権を投げ出し、大金をもって逃げ出したアフガニスタンの大統領とは大違いだ。
そして、武力支援が無いとなると、領土的野心を持っている独裁者はやりたい放題となる。
そこで頭に浮かぶのは、そのもう一人の独裁者、中国の習近平。今回のウクライナの状況変化を興味津々見つめている事だろう。
習近平の当面の野望は、台湾と尖閣諸島の奪取。あわよくば沖縄の割譲だろう。それが現実味を帯びてきた。
今回の、ウクライナ戦争の教訓としては、経済制裁だけで無く軍事的抑止力も不可欠になるという事だろう。
日本の現状は、軍事的抑止力の重要部分はアメリカに頼っている。自衛隊には敵基地攻撃能力が無く、いざ攻撃を受けたとき
反撃手段が限られている。まるで「片手を縛られてボクシングをする」ようなものだ。
果たして、アメリカは台湾と尖閣諸島を守る意思があるか不安だ。
最低限、日本自身が行動で「断固、守る」意思を示さなければ、アメリカも協力してくれないだろう。
西暦2022年2月24日を区切りとして、76年間アメリカの庇護の基で平和を享受してきた日本だが、いよいよ自分自身の力で国を守る
決意を固めるときがきたのではないか?
つまり、日本も「憲法」改正や「スパイ防止法の制定」などをして、平和呆けから脱しなければならないと言うことだろう。
でも、日本は世界で唯一、武力を持たない「平和憲法」を持っている国です。中国さん、攻めてこないで下さい。
と言いたいのは山々だけど・・・・・・