私はこの夏、お盆休みを利用して、「親知らず」を抜いた。あごの骨を削りながらの抜歯であった為、術後かなり顔が腫れ、その為、ご飯が食べられないので寝てばかりいた。その朧気な意識の中での、この夏の出来事の感想を二つほど。
その一つが、北海道を代表する銘菓「白い恋人」の石屋製菓の件。その会社が賞味期限偽装や食品衛生法を守らなかった大問題を起こした。この経営者はなぜ「他人の失敗を学ばなかったのか?」不二家や雪印食品も身近にあったのに...
今やコンブライアンスの時代。人を騙して商売が出来るほど甘くはない。しかも、人の目が外に限らず内にもあるのだ。ほとんどが内部告発で問題が表面化している。よく、経営者は、経営資源(人、物、金、情報、社風)を大切にしなければならないと言われるが、特に大事なのは人の心、社風だろう。人が基本にあって会社は成り立つのだから。石屋社長、従業員さんの心をつかんでいたのか?(私も偉そうな事はいえないが)
この件、トップとしての社長の責任は重い。
もう一つが高校野球。新潟県代表の明訓高校が2回戦を突破し、ベスト16に食い込んで溜飲を下げたが、最高の快挙は佐賀北高校の優勝だろう。
私立の強豪校のように、全国から優秀な生徒を集めるのでもなく、すばらしい設備など無い、ごく普通の田舎の進学校が全国制覇をした。しかも、一回戦からの出場でおまけに引き分け再試合もあり、他の学校より一試合多く試合をしてのことだ。
佐賀北高校の監督は「この炎天下の中で試合をするには体力が必要」と言う事で走り込みを中心とした基礎体力の増強を心がけたと言っていた。正にその成果が出たと言って良いだろう。生徒の能力を最大限に引き出す力、そこにトップの資質を見た気がした。
中小企業に社長に代わる人はいない。経営能力、価値観を高めなければ、会社は存続し得ない事を肝に銘じた夏であった。
その一つが、北海道を代表する銘菓「白い恋人」の石屋製菓の件。その会社が賞味期限偽装や食品衛生法を守らなかった大問題を起こした。この経営者はなぜ「他人の失敗を学ばなかったのか?」不二家や雪印食品も身近にあったのに...
今やコンブライアンスの時代。人を騙して商売が出来るほど甘くはない。しかも、人の目が外に限らず内にもあるのだ。ほとんどが内部告発で問題が表面化している。よく、経営者は、経営資源(人、物、金、情報、社風)を大切にしなければならないと言われるが、特に大事なのは人の心、社風だろう。人が基本にあって会社は成り立つのだから。石屋社長、従業員さんの心をつかんでいたのか?(私も偉そうな事はいえないが)
この件、トップとしての社長の責任は重い。
もう一つが高校野球。新潟県代表の明訓高校が2回戦を突破し、ベスト16に食い込んで溜飲を下げたが、最高の快挙は佐賀北高校の優勝だろう。
私立の強豪校のように、全国から優秀な生徒を集めるのでもなく、すばらしい設備など無い、ごく普通の田舎の進学校が全国制覇をした。しかも、一回戦からの出場でおまけに引き分け再試合もあり、他の学校より一試合多く試合をしてのことだ。
佐賀北高校の監督は「この炎天下の中で試合をするには体力が必要」と言う事で走り込みを中心とした基礎体力の増強を心がけたと言っていた。正にその成果が出たと言って良いだろう。生徒の能力を最大限に引き出す力、そこにトップの資質を見た気がした。
中小企業に社長に代わる人はいない。経営能力、価値観を高めなければ、会社は存続し得ない事を肝に銘じた夏であった。