小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー時代遅れのデフレ宣言

2009-11-21 17:06:53 | Weblog
21日付の日本経済新聞で、政府は20日発表した11月の月例経済報告で日本経済は物価が持続的に下落する「緩やかなデフレ状態にある」と正式表明した。と出ていた。何で今頃、との疑念がわいた。
私にとって、ベルリンの壁が崩壊した1989年以降、東西冷戦構造が消滅し、経済がグローバルしたことにより、経済が成熟している日本及び欧米諸国はすでにデフレ経済に突入しているとの認識を持っていた。
何故なら、戦争の時代はインフレ、平和の時代はデフレという原則があり、現在はテロとの戦いがあるが、世界規模の大戦がない平和な時代だ。
従って、生産過剰が起こり、物価が下落する。また、物が溢れている中での販売活動になるので、競争が起き勝ち組と負け組が出、格差が生じることとなる。正に現在がそのような状態だ。
まさか、政治家の皆様は、現在の経済が「デフレ」と言う認識が無かったのではないでしょうね?その認識を間違えると「政策」そのものが大きく違うこととなる。
デフレの時代は、赤字企業が多くなり、また個人は賃金が上がらず税収が増えない。従って、「民間で出来ることは民間で」と言う「小さな政府」でなければならない。
となると、子供手当、高速道路無料化、農業所得補填、郵政の逆戻りなどの、国民生活隅々みまで面倒を見る、民主党の政策は正に「大きい政府」指向だ。
私の論法で行くと、民主党の政策は行き詰まると言うことになるのだが果たして?

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言いたい放題ー化けの皮

2009-11-07 15:41:12 | Weblog
予算委員会での論戦の模様が、テレビで盛んに取り上げられている。政府側に座っている民主党と、質問する側の自民党の位置が、わずか3ヶ月前と逆になっているのが面白い。政権交代したのだなと改めて実感した。ところで、鳩山総理、追い詰められると「当時とは考えを変えました」と、平気で前言を翻す。質問した方が呆れて絶句してしまう場面があった。ひらの大臣でも、前言を翻す行為は憚られるのに、一国の総理が簡単に翻し、呆れられるということは、総理としての見識が疑われ、権威もなくなると言うことだ。
この民主党、自民党政権時代に、日銀総裁人事で官僚OBを総裁にする案に頑強に抵抗したくせに、自分たちが政権を取ったとたんに、手のひらを返したように、日本郵政社長、同副社長、人事院総裁と官僚OBを据えてきた。「言ってることとやってることが違う」というのは、こんなことを言うのだ。
そして、来年度予算の概算要求98兆円。どの位削れるか分からないが、税収予測は40兆円を切る見込みだ。鳩山総理は、国債発行額を44兆円までとしたいと言っているので残りの14兆円はどうするのでしょうかね?
今回書ききれない矛盾点が出始めてきた。だんだん、化けの皮が剥がれてきた気がする。

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