小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-時間の無駄?

2007-05-26 18:56:57 | Weblog
久しぶりにこのブログを書きます。言い訳ではないですが、この5月は私共会計事務所の業界では、3月の個人確定申告の時期に匹敵するくらい忙しいので、なかなかブログを書く気になれず失礼しました。
その間、国会では「社会保険庁改革法案」が25日に、衆議院厚生労働委員会で可決された。安倍首相の肝入れで出来た法案だが、社会保険庁を改革しても年金問題が根本的に解決されるか疑問だ。私の疑問のまず第一点は、第一種被保険者は、平成16年の段階で1750万人いるが、その36.4%、637万人が未納だ。
第2点として、約5000万件の年金保険料の納付記録の対象者不明など社会保険庁のミスが発覚。
現在の未納者が、今後全員が支払うとはとても思えない。むしろ将来無年金者として「生活保護」や「医療費の全額免除」が行われる可能性が高い。そして納付記録の対象者不明に関しても、納付を証拠立てる物はとても揃えられないだろう。この事から、国民年金制度は崩壊していると言っても過言ではない。
従って、社会保険庁の解体や年金の強制的な徴収などに時間をかけず、私は速やかに「消費税による恒久的かつ安定的な年金制度」の構築を訴えたい。
私は今後、年金は、広く浅く国民から負担してもらうのが一番良いと思う。それは消費税しかなく、消費税を福祉目的税化し、基礎年金を消費税でまかない、年金は国民から徴収しない。現在掛けている年金は、基礎年金支給時に分割で返却、基礎年金以上に欲しい人は自分で年金を掛ける。(この部分に関しては、年金運用機関を作る必要がある)消費税率は2段階とし、生活関連用品は低率、贅沢品は効率とする。等々.....
この事は、一つの案であるが、政治家の皆さんもっと将来を見据え、根本的な議論をして頂けませんか。