小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-テロ特措法の意義

2007-10-20 16:41:20 | Weblog
福田内閣になって、1ヶ月が経とうとしているが、テロ特措法の期限切れが間近に迫ってきている。この法律には、小沢民主党党首は「国連決議」が無いと言い張っているが、とんでもない事で、9.11同時多発テロ後、国連で対テロ戦争が承認されアフガン侵攻となった経緯があり、それを支援する為、日本でもテロ対策特別措置法が成立したものだ。
アフガニスタンは、不毛の地で、昔から麻薬の大産地だ。その麻薬を資金源として
利用しているのが、アフガニスタン旧タリバン政権と、テロ組織アルカイダだ。
アフガニスタンは内陸部なので、インド洋か中央アジアのどこかを経由しないと金にならない。
そこで、その様な麻薬などが流失しないように海上封鎖しているのが、米英仏を中心とした国連軍で、その海上封鎖をしている艦船に給油をしているのが日本という事だ。各国にとって「無償」で提供される油は貴重な助けとなっていると言っても過言ではない。国連が日本に対し感謝の念を表したが外交辞令だけではないと、私は思っている。
日本にとっても、憲法上武力行使が出来ないとなると、この辺が最大限の国際貢献だろう。
日本から給油された油が、イラク戦争に転用されたかどうか議論されているが、ペルシャ湾へはいる前に、インド洋で哨戒活動に費やした分を、日本から補充を受けたと考えれば、どうと言う事でもないような気がするのだが?
あまりにも単純な考えかな....


言いたい放題-南北会談の成果。

2007-10-12 18:31:41 | Weblog
北朝鮮の金正日と韓国大統領ノムヒョンが会談した。金正日にとって、韓国大統領との会談は2回目となるが、1回目の時と比べて感激は今ひとつのようだった。
そもそもこの会談は、ノ大統領の保身が目的ではなかったのか?
と言うのも、韓国という国は、政権が変わったら必ずと言って良いほど、前大統領の罪状が暴かれ訴追されるからだ。ただ、唯一の例外が金大中で、過去の事など一つも問題にされなかった。それは、自分の子分を大統領にしたからだ。
その例にならって、今年の年末に行われる、韓国大統領選挙にノムヒョン大統領の息のかかった人間に当選してもらわなければならない。そんな選挙対策の思惑もあって、この会談をセッテングしたのだが、いくら金正日にお金を支払ったのか.....前回の会談は、お金で買った会談と言われくらいで、600億円、金正日に渡っていると言われている。今回も経済援助という名目で、北朝鮮にお金をむしり取られたのだろう。そもそも「金正日」「金正日」と騒いでいるのは、金大中と、ノムヒョンくらいなもので、大半の韓国人は、金親子二代の失政の尻ぬぐいを韓国一人で背負う事になる、南北統合など本気で考えてはいない。経済格差が凄まじく、これまでの韓国の発展は全部吹き飛ぶからだ。ドイツ統合の例をとっても明らかで、核の無能力化をした後は南北別々のままがよいのだろう。