小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー力による現状変更

2016-09-09 14:24:33 | Weblog
力による現状変更が着々と進みつつある。
それは、中国の南シナ海における埋め立ての問題だ。
フィリピンの目の前のスカボロー環礁を埋め立てるため、中国の船が来はじめているのだ。
この埋め立てが完了すると「九段線」内全域が中国領土となってしまう。
20世紀ではあるまいし国際法を無視をした行為が許され良いわけがない。
世界が抗議しなければならないのに、中国で開催されたG20。世界各国の首脳が集まる会議で、
中国にものを言う絶好の機会だったのだがドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領、
イギリスのメイ新首相誰も何のアピールもしなかった。
またASEANの首脳会議でも中国の根回しにやられ、アメリカのオバマ大統領と日本の安倍首相以外
どの国も自分が可愛いのか、何も言わなかった。仲裁裁判の当事国であるフィリピンは完全腰砕け状態で
見るも無惨なものだった。中国をボイコットするくらいの気構えが欲しいが、ASEAN諸国は中国の
経済援助ほしさに黙っているのだろうが、アメリカ及び日本が中心となって、それらに経済援助する位
でないと、この現状は変えられないのではないか?
中国に対抗できる軍事力を持っているのは、アメリカしかいない。
優柔不断で、決断できないオバマ大統領であったが任期最後に「軍事力行使」の決断が出来ないものか。
アメリカに「世界の警察」復活を望むのは私一人だろうか?

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