小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー全ては参議院選挙に通ず。

2009-12-26 16:27:21 | Weblog
25日、政府は一般会計総額が92.3兆円の2010年度予算案を閣議決定した。以前から財源不足が指摘されていたが、歳入の内、税収と国債の足りない分10.6兆を所謂「埋蔵金」という不確定な物で埋めるという、前代未聞の予算編成となった。
コンクリートから人へという流れは、一応整った感はある。
しかし、日本経済新聞にもあるように、日本は低成長とデフレに苦しみ、日本の財政は先進国で最悪な状態でしかも、グローバルな競争激化で日本企業は苦戦を迫られている。家計にあつくも良いが、やはり、経済のパイを広げるという王道を追求すべきではないか?
何故なら、成長無しに雇用は増えず、持続可能な社会保障制度も築けないからだ。民主党も「企業は儲けすぎ」という概念を捨て、日本企業が世界市場でライバルたちと互角に戦える条件を、整えてあげるべきだ。
どうも、家計と、農家へのバラマキや普天間基地移転先延ばしを見ていると、参議院選挙目当てとしか思えない。社民党や国民新党との連立も大事かも知れないが、もっと大局的見地で、政策を行って欲しいものだ。
今回で、今年のブログは終了といたします。皆様良いお年をお迎え下さい。

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言いたい放題ー戦いのゴング

2009-12-19 18:18:34 | Weblog
いよいよ、小沢一郎民主党幹事長の公設第一秘書を被告人とする政治資金規制法違反事件の初公判が、18日東京地裁で開かれた。
小沢一郎対検察の戦いのゴングが鳴ったと言ってもよいだろう。何故なら、この裁判は単なる秘書の政治資金規正法違反事件ではなく、その裁判の結果次第では、小沢一郎本人にも重大な影響を及ぼしかねないからだ。まだ噂の範囲なのだが、検察の最終目標は、小沢一郎を贈収賄での逮捕だそうだ。
裁判が真近かに迫っていて、イライラしていたのかどうかわからないが、中国の要人を天皇陛下にお会いしてもらうかどうかで、宮内庁長官を叱り飛ばしたのはあまりにも異常だった。共産党が指摘した通り、外国の要人との会見は国事行為ではない。従って、小沢一郎の言う「内閣の承認を持って....」の文言は当てはまらない。だから、一か月ルールをもって、天皇ご自身の健康状態やご都合に十分配慮されるべきものとしたのだ。
今回の事件、結構反響が大きく、反小沢の空気を掻き立てることにもなった。
どうもこの件と鳩山首相の優柔不断さで、来年の参議院選挙で、民主党が単独過半数確保があやしくなってきた気がするが、そこは策士の小沢一郎。
先を見通していて、公明党との連立を模索し始めたようだ。
兎に角、様々な面で小沢一郎には目が離されない。


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言いたい放題ー言ってる事とやってることが...

2009-12-05 14:58:46 | Weblog
「言っている事とやっている事が違う」となると、その人の信頼が失墜すると言う事になるのだが、それが一国の総理大臣となると、笑い事ではすまされない。
それを地でいっているのが、鳩山首相だ。母親の安子さんより、分かっているだけで7年間で20億円もの巨額なお金が、鳩山首相と鳩山邦夫氏側に流れていた。
鳩山首相の方だけ見ると、その一部が政治資金として入金されていたのだが、個人の献金の限度が150万円なので、超える部分は他人の名義を借りる手法で政治資金収支報告書を偽造していた。鳩山首相は「全て秘書がやったことで、自分はあずかり知らないことだ。検察の調査が入っているので、真実が明らかになる事を祈っている」と、まるで他人事だ。鳩山首相自身、野党時代にハッキリと「何でも秘書のせいにするのはおかしい。政治家自身が責任をとるべきだ」と1度ならず言っているのだ。
従って曖昧にするのは絶対許されない。国民の前に説明すべきだ。
ただし、検察が立件するのは、政治資金規正法違反で前公設秘書だけのようだ。
どうも本当に鳩山首相本人は金の移動に関し関知していなく、判子も秘書に預けていた様だ。それでも、総責任者が無傷では釈然としない。
それにしても、鳩山首相、話はブレるし、決断が出来ない。どうも前首相の麻生太郎と良く似ている。この早期の決断が迫られる厳しい時代、何でも良きに計らえの大金持ちのオボッチャマが、1国の首相では、国益を損なう。

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