ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

初釜でお手前をしました。

2011-01-10 00:09:04 | Weblog
新春の慣例の行事。初釜。
今年は、薄茶のお手前をするという大任を任されました。
お茶の師匠である叔母の熱意ある指導のおかげで、普段のドタとは大違いの落ち着いたお手前が出来ました。
初釜に毎年参加してくれる友人も「心のこもったお手前だったよ」と言ってくれ、
私なりに一生懸命とりくんだ成果が友に伝わって嬉しかったです。

叔母の家での初釜は、掛け軸、床の間の新春の飾り付けなど、細部にわたって、趣向が凝らされています。
毎年、来てくださるお客様に最善のおもてなしをするために日夜考えを張り巡らされている叔母は本当に素晴らしいと思います。

最近、日本では、自宅で人を招くことが少なくなりました。
冠婚葬祭はもちろん、法事もお祝い事も、すべて、専用の会館やホテルや料亭なので行われるようになりました。
確かに、招待する側は楽になりましたが、
心がこもらないのは、確かです。
家に人を招くのは大変です。
家の掃除、お茶を出すタイミング、等々、、、
叔母の家でのお茶会も、叔母や一番弟子のきりやまさんの尽力で、心がこもったおもてなしができるのだと思います。

今回の初釜も、私にとって、また、いろいろなことを学ばさせていただきました。
全く相反するように思われる音楽と茶道。
実は密接な関係があると、私なりに理解できてきました。
茶道の経験が私の演奏する姿にきっとプラスに転じていくと確信いたしました。